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そういうことか。

毎日新聞の記事によると、北九州市議選で自民党が落ちたのは、公明党が遠慮なく対抗馬をぶつけて来たからで、両者の関係が悪くなってるらしい。それは安保や憲法問題での自民党の態度に、公明党の中に反発が広がっているからだと。それで公明党が増えたのなら、歓迎すべきことだ。自民党のブレーキになると言うのなら、最後までブレーキであってほしい。

◇二月末締め切りの論文を何とか書きたいとあせっているのだが、無理をして身体をこわしたくはないし、今とにかく最優先は家の片づけなのだろうから、とにかくそれをがんばらないとと思ったり、心が千々に乱れている(笑)。だってもう本当に、最近授業の準備以外の専門分野の読書を全然していなくて、ジムに行かなくて筋肉が退化して、お尻の肉が老人みたいに(老人だけどさ)そげて来ているのと並行して、脳もしなびて来てるのじゃないかと、気が気ではない。何もかも放りだして、浴びるほど本を読んでみたいよー。頭のどこかが、からからに乾いて、水分をほしがっている。

◇トランプのしていることの恐ろしさは、本当にふとんをかぶって寝てしまいたい水準に達している。もう自分なりに、どう覚悟を決めたらいいのかもわからない。強い立場の人物が、弱い立場の人しか持ってはいけないような、あからさまな憎しみの感情をむきだしにして、吹きつけて来るやりきれなさ。下品さ。
笙野頼子さんの書いた小説の話が、毎日新聞に載っていた。猫のことを書いた文庫本を読んだときから、その狂気と紙一重の激しく鋭い精神に魅かれていた。香山リカとか松尾貴史とか小林エリカとか橋本治とかと同様、ああ、この人もこういう人だったのかと、妙に胸を衝かれる。繊細で複雑で深い迷路や逡巡を自分の中に抱きながら、それでも何かを決意したかのような人たち。旗幟鮮明ということばで表現するには、あまりにも深く重い発言や表現の数々。

◇今日はこのところ着ていたコートや服をクリーニングに出し、下着と靴下の整理をした。まだまだ服が多すぎるし、特に下着と靴下の量は我ながら正気の沙汰ではない。ビニール袋につめて、上の家の二階に上げた。さしあたり、今使っているものをとことん使って、あとは買い物に行かないで、二階にランジェリーショップがあるつもりで、新しいのを探しに行こう(笑)。
夜になって少し寒くなり、今日明日で上の家の居間と台所を片づける計画は、どうやら頓挫しそう。まあ無理はしないことにして、今からごはんをたいて、奮発して買ってきた、赤ナマコをおかずに夕食を食べる。

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カツジ猫