ひとまず、よかった?
◇北九州市議選、投票率がまた最低を更新したのも、社民党が1議席減ったのも、公明党が2議席増えたのも、うれしくないが、共産党が1議席増やし、自民党が2議席減らし、維新が全滅したのは快挙と言ってもいいんだろう。民新は現状維持なので、野党共闘は進むだろうというのも少し安心する。
◇しかし世論調査では内閣の支持率がまた上がったとのことで、今や首相の頼みの綱は、もうこれだけしかない気もするのだが、インチキじゃないとしたら、テレビを中心とした報道が政府広報と化している情けなさと、選挙の投票率の低下に明らかにつながっているようで恐い。
◇そもそも、一国の、それも世界最大の強国の大統領が「水責めの拷問は効果的だ」とか堂々と言ってのけている世の中が、もう信じられない。今は中世か。そして、それを騒がないマスメディアも、ほいほい持ちあげるアベ政権も、もう異様な生き物としか見えない。
弁護士をはじめ、法律に携わる方々の恐怖はどれほどだろうと思わずにはいられない。職業と生活の本当に基盤にしてきた、当然のモラルが、こうもあっさり消えつつあるのは、どういう気分なのか、想像もつかない。