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そういうわけか。

◇朝からベッドで寝こけているカツジ猫にブラシをかけ、ひと仕事もふた仕事もした気分になって困っている。
やつは、半分まだ寝ぼけていたので、おなかをすいても、されるままになっていた。最後は起きてかみついてきたが、まだあまりやる気ではなかったから、けっこうしっぽまでもブラッシングできた。
もう、上の方の毛はだいぶ取ったのだが、根っこのあたりから、細い細い下毛が出てくる。やわらかくて、からまって、フェルトがすぐに作れそうだ。
しかし、こんなことで達成感を得ていたのでは、私の将来は暗い。

◇海外ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」の新シーズンのDVDが、やっとショップに戻って来てたので、借りて見始めたら、やたらと面白い。前回のピーター・パンの造型もすごかったが、今回もなかなかである。普通の人でも最強のエマ(友人は、最初のころに彼女が市長のリンゴの木を切り倒したのを見て、あなたにどこまでもついて行きますと思ったと言うが)が闇の王になってしまったので、それはもう最悪だなと心から思うが、これまた童話の精神をあますところなく体現しつくす白雪姫とチャーミング王子(私は最初に見た時から外見もふくめて、この二人が大好きなので、これは幸運なことである)が、本人らは真剣なのだろうが、ほとんどのんきにしか見えないぐらい、希望を失わず前向きなのが、いつものことだが笑えて、うれしい。
ゴールドさん=ルンペルも非常に好みなので、ますます幸せだ。最近は寝てばっかりだが。

そして、アーサー王が、妙に地味で、さえないけど、ロビンやフックに、あんなに臆面もなくいい男をそろえてるぐらいなんだから、これもきっと何かこんたんがあるんだろうと思っていたら、やっぱりなあ。そう思って見ると、めちゃくちゃうまい俳優さんなのだな。カッコいいのか悪いのか、上手なのか下手なのか、オーラがあるのかないんだか、すごく見てて決めかねて、ストレスをつのらせる演技を、あれだけ完璧にできるんだから。

それにしても、エマの闇の王がカッコよすぎて笑っちゃう。レジーナも何だか「姫川亜弓は実は努力の人でした」みたいな感じで、がんばってるのが悪くない。総じて、強くてバカじゃない女たちの話はいいなあ。
それに比べて、いっつも、さらわれたり救われたりばっかりしてるロビンも、やってる人はカッコよくしているのが大変だろうが、でも、あれはもともとロビン・フッドの伝説(というか私が読んだ子どもの本)でも、ロビンは義経同様わりとそうなんで、そんなにまちがってるわけでもないのよ。

◇プッシー・ライオットは禁錮十五日の処分。そのくらいですんで本当によかったけど、これも彼らの人気があればこそでしょうね。マイケル・ムーアが、「おれの映画が客を呼べるから、おれがたたく資本主義は、おれを殺せない」とかうそぶいてたのと同様で。

庭の工事に来てる若い人は、音楽にも詳しいので、もちろん彼女たちのことは知っていて「サッカー大嫌いで、早く終われとしか思ってなかったけど、あれでやっと意義あるものになって、成功した」と言っていました。同感。

これは、あの行動を評価する人たちの声。集めた人は、むしろ批判したつもりかもしれないけど、読むと納得することばかりでした。

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カツジ猫