花火。
◇福岡で花火大会があるので、行って来た。遠くから見たことはあるが、会場で見るのは初めてで、なかなかの迫力だった。最後の六分間だかの、つるべうちの大玉が空一杯に広がるとき、がまんできなくなったから、砂浜に並べられた指定席の椅子を離れて、前方の砂浜に行って(そこにいる人もいたし、空いてたから別にいいんだろう)、あおむけに砂浜に寝て、頭上の花火を見ていた。巨大な極彩色の円形が、空いっぱいに次々広がって、私の上に落ちてくる。それに抱かれて、おおわれているようで、豪勢な音とともに、目が回るような陶酔感を味わった。
まあ、最初は、あおむけになりすぎて、首が痛かったから思いついたのだが、あの見方は最高だなあ。皆がやったら主催者は困るだろうか。
◇で、さっき帰ってきたら、カツジ猫が律儀に外でお出迎えしていた。かつおぶしでもやって、私も何か食べよう。