そろそろ、ぼくもとうじょう(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
ぼくが、どうしてるかとおもってるひともいるだろうから、
きんきょうを、ほうこくします。
きのう、かいぬしが、けだらけになっていた、ぼくのいすや、かごのなかの、
もうふや、かばーを、いっぺんにあらってくれたので、
たいへん、かいてきです。
このまえは、ぶらしで、けだまにひっかかりながら、おしりのところをすかれたので、
ぼくは、おこって、ほんきでかみついたら、
かいぬしもおこって、ぶらしで、ぼくをたたいて、
ひさしぶりに、おおげんかしました。
でもまたすぐに、ぼくが、えさをねだりにいったので、かいぬしは、
「おまえも、たちなおりがはやくなったねえ。
むかしは、ちょっとどなられただけで、みっかぐらい、おちこんでいたのに、
だてに、としをとったんじゃないね」と、かんしんしていました。
このごろは、わりとぼくは、よるはべっどで、
かいぬしのかおにくっついて、ねます。
かいぬしは、ぼくのかおをゆびで、ふいたりこすったりして、
「いいおとこやん。ながいきするんだよ。
できれば、わたしのげんきなうちに、しんでほしいけどね」と、
ややこしいちゅうもんをします。
かいぬしが、ねこのいやがるくすりを、にわにまきまくったからか、
よそのねこは、さいきん、あまりきません。
それでも、ときどき、やってきて、かいぬしは、おいだしています。
「まあ、うんどうにはなるから、いいかもね」と、いいながら、
いろいろ、たいさくをかんがえているみたいですが、
それもなんだか、たのしそうです。
あたまのたいそうにも、なるのかな。
かいぬしは、くろ-ぜっとの、そとのみちからみえるまどに、
おひなさまをかざって、てまりとか、ぼんぼりとかもならべています。
「しかし、こういうのをかざれるのも、おまえがちっともこういうのに、
きょうみをしめさないからだね。
その、はきのなさは、きちょうだよ」と、ほめてくれます。
おもちゃや、ひもだと、ぼくはねっしんにあそぶので、かいぬしは、
「ふしぎだね。ひょっとしておまえ、
ものすごく、あたまがいいのかしら。まさかね」と、
ふしぎがっています。