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そろそろお知らせを

クリスマスどころか正月どころか年末どころかという感じで、私が悪戦苦闘していた、年末の講演会の原稿ですが、何とかめどがついた気がします。しかし、ほっとして気がつくと、もはや今週末ではないか。

うっかり忘れていましたが、皆さん方にもお知らせをしておきたいと思います。
特に、教育大で私の授業を受けて下さっている皆さんには、お知らせしようと思っていたのですが、私が予定をまちがえていて、最後の授業を突然休講にするしかなくなり、お伝えする機会がありませんでした。

先生になろうとしている人たちには、とても役に立つ催しと思うので、ぜひお越し下さい。ついでと言うのも失礼ですが、教育大の先生方も。

何しろ年が押し詰まりすぎていて、参加者は現在300人を超える予定ではありますが、それは多分一日目が中心で、御用納め直前の二日目27日の私の講演まで残る方って、ほとんどいないと思うのよね。だから、会場はきっと空いていて、ゆっくり聞けると思いますよ(笑)。どうぞ、お気軽においで下さい。

私の話の内容は、こちらに書いたことが基調になっていて、第一日目の講演や映画と、つながる点も多いだろうと思います。チケットは二日間有効なので、できればセットでお楽しみ下さい。あ、映画の券は別です。

スマホにはだいぶ慣れましたが、まだまだ何もできないので、電車の中のひまつぶしに、伊藤詩織さんの勝訴に関するヤフーニュースのコメントを、またいろいろと見ていました。事件以来「ブラック・ボックス」の本を買って感想も書いたりしたけど、それ以外は何も支援できなくて、伊藤さんがバッシングされるのも海外に行かれたのも、無念に思いつつ何もできなかったのに、こうやって、彼女がかちとった成果をながめて力づけられている自分も、大変申し訳なく情けない気がするのですが。

でも、まだ山口氏の控訴などもあって、今の政権が続く限り先は読めないし油断もできませんから、これ以後も皆で注目して行く必要はあるし、私にできることもまだあるだろうと思います。

山口氏が「性犯罪の被害者になった人は、人前で笑ったりテレビに出たりできるはずはない」という発言は語るに落ちた、大勘違いな言い草ですが、これに怒って「正体を見た」と感じている人は多いようです。実際に、そうやって、傷ついて引きこもってしまった方々も含めて、同じ体験をして沈黙するしかなかった、ものすごく数多くの女性や男性が、くいいるように、このことばや、いろんな報道に目をこらし耳をすませているのが、伝わって来るような気がします。

被害を受けて、沈黙すれば無視される。声を上げれば、そんな元気があるのだから大した被害じゃないんだろうと言われる。性犯罪に限らず、すべてに通ずる、このおぞましい図式。昔のヨーロッパで容疑者を川に投げこんで、そのまま溺れたら無実が証明され、浮かび上がって助かったら有罪が証明されて死刑になったとか、古代ローマで処女は死刑にできない法律があったから、殺す前にレイプすることになっていたとか、ばかばかしくてヘドが出る理屈がまかり通るような時代は、絶対に再現してはならない。

さて、猫のカツジに、朝ごはんでもやりますか。ゆうべは私がばてて、ベッドの上で服を着たまま寝てしまったので、やつはかわいそうに、いつもの夜のようにおふとんの中で私に抱いてもらって寝るという大好きなことができなかったのです。

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カツジ猫