そんなこったと
最近、由布院に行くことが多くて、まああそこは雪が降ったら車では到底行けなくなるので、その前にということもあるのですが、一週間ぐらいしか空けずに行くので、紅葉もあまり変わっていませんでした。きれいでしたけど。
代わりに、金鱗湖への道を歩いていると、風雅なおうちの庭先の道具棚みたいなとこに、道具かと思うほど動かないで座っていた猫の写真を撮りました。自慢じゃないが、普通の人なら見逃してるわきっと。
って、写真見てもわかりませんよね多分。拡大できる方はしていただけたら、しっかり猫だとわかるんですけどね。うーん、どうだろ。
やだもう私もけっこうしつこく撮ってるんですね、よそさまのおうちを。ちなみに、左手前と奥の猫はちがいますよ。これなら誰でもわかります。
毎日新聞に、はんこ廃止に対する生産地の知事さんの怒りの声が載っていた。そんなことだと思っていたよ。当然だ。私はこのニュースを最初に見たとき、「ああ、はんこ業界は政府と癒着がなくて立派で清潔な業界だったということだな」と反射的に思ったものだが、とりわけ河野太郎大臣がどう見てもおっちょこちょいに、この方針を推し進めてるのを見て、不快で不安でならなかった。
ときどき聞くカーラジオでも、この大臣のツイッターはしょうもないおしゃべりで人気が高いのだそうだが、そもそもそんなのは大臣のねらうことではない。他に表現手段も説明機会も山ほどある、毎日忙しいはずの人がツイッターで駄弁を垂れ流して受けようとしてどうする。
何より一番頭に血がのぼったのは、調子に乗ってちゃらちゃらとセンスの悪い冗談みたいな画像をツイッターに貼って、知事さんから、真摯でまっとうな怒りのツイートで反論されると、そそくさそれを消しちゃったらしいことだ。私は何が嫌いって、こうやって、ろくな決意も予測もないまま、何かやったり言ったりしておいて、ちょっと抵抗があるとすぐ謝ったり消したりする根性なしの考えなしが一番嫌いだ。日記にでも書くならともかく、大臣ともあろうものが世界に見られるツイッターで公開しといて、こそこそ消したり反省したりするなよ。そのくらいなら、やる前に相手がどう思うかぐらい考えろ。やることの予測がつかないわけじゃあるまいし、それでもいいと決意してから発信しろ。腰が引けた無責任なお調子者は、なまじな無能や悪意よりも本人がわかってないだけ、たちが悪いと、つくづく思う。