まぶしいものを見るように
ハリウッドの俳優たちがバイデン勝利とトランプ敗北を、喜んでいるニュースの数々を、まぶしいものを見るようにネットでながめている。特に黒人やヒスパニック系の人たちにとって、トランプの支配下で生きるということがどういうことだったのかが、初めて実感できたような気がする。
自分ではどうしようもない、努力しても変えようがない性別や人種を理由にさげすみ攻撃されることを公然と認める権力者が、ルールをふみにじることも平気で最高の地位にいるという恐怖と不快さは、どういう思いのするものなのだろう。それに思いをいたさないままで、軽薄なショーのように笑いながら毎日大統領選を報道し、無責任な応援団のような発言を平気でたれながした日本のテレビ放送の醜悪さ。世界がこれを見ていたかと思うと、愛国心などほぼない私でも、さすがに恥ずかしさや情けなさで顔が上げられなくなりそうだ。そんなマスメディアを作ってしまった自分たちの責任も含めて。
ハリス副大統領とバイデン大統領の演説の全文が毎日新聞に載っていたので、切り取って家の前の掲示板に貼った。
母の葬儀のときに葬儀社がくれた胡蝶蘭の鉢を株分けしてずっと水をやっていたのだが、最後の一株が元気がなくなり、思い切って植え替えてみたけれど、どうやらもうだめそうだ。あきらめるしかないかな。
垣谷美雨「姑の遺品整理は迷惑です」が本屋にあったので衝動買いし、ついでに「農ガール、農ライフ」の文庫本も買った。気晴らしにちびちび読むつもりが、まあそうなるだろうとは思っていたが、あっという間に一気読みしてしまった。今度はもう少し面白くない本を探さなくてはならない。
しかし、こちらはありがたいのだが、こんなペースで書いて行って、作者は本当に大丈夫なんだろうか。ずっと読んでいたいので、そこが少々心配になる(笑)。