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ちょっとわくわく

いつぞや石破総理が大激怒したとかいう、「うちには米は売るほどあります」と言った大臣じゃないが、田舎の友人は、私と同じ一人ぐらしで、知り合いから山ほど米を毎年もらうため、家はものすごい古々米の山らしい。詳しいことは知らんけど。もちろん精米はしていないから、それだけ保存できるのだろう。

「あんたにそんな古いのやるわけにはいかん」と遠慮してたが、私が「そんなのかまわんよ」と言ったせいか、今日、小さいペットボトルに四年前の米とやらをつめて送って来た。「食べてみたけど、おいしくはない。もしこれでいいなら送る」とのこと。なお本人は九年前の米を食べてるんだって。

どんなもんだろうと、どきどきしながら、さっき炊いてみた。できあがったのを少し食べてみたが、別に問題はない。送ってくれって言おうかな。
 たしかに、いつも買って食べてる米に比べると、どこかちがうような気もするが、どこがおいしくないのかと言われると、それも何だかはっきりしない。とにかく、あまりおいしくても食べ過ぎるし、このくらいなら充分に食べられる。かなり食費が浮くだろう。何しろニュースじゃ新米が五キロ七千円とか言っていて、さすがの私も、ばかにすんじゃねえよと誰にともなく口走りたくなっていたところだ。

猫のカツジは、一日に数回、固く冷たく死骸っぽくなるが、そう思っていると、けっこうまた歩き回って場所を変えては、元気に?眠っている。あまりなでたり声をかけたりしても、うるさそうなので、せいぜいそっとしてやっている。歩くときに、つめが床にふれて、かすかな音を立てるので、動くとすぐに伝わるから、そのたびに見に行ってやっているが、特に変わった様子もない。

夕方になって突然のどしゃぶり。そのせいか、夜も少し涼しい。高校野球もプロ野球もだんだん終盤に近づいて来た。高校野球では広陵高校の問題があいかわらずSNSでくすぶっていて、以前の暴行事件の被害者の訴えなども出て来て、まあ全部ではなくても他の高校でも、ある程度はそういうことは多かったのだろうなと思ってしまう。前にも書いたが、昔ながらの厳しい指導が、いろんな点で行き詰まり、さまざまなかたちで変換を迫られているのだろう。

プロ野球の試合で敗戦した側のチームのファンのスレッドで、「失策した選手への監督の対応が甘すぎる」「これまでの指導の誤り」などという声が上がったり、「なぜホークスの育成だけが成功するのか」というスレッドが出来たりしているのを見ていると、そういう大きなうねりの底流を感じる。スポーツ関係には素人もいいところの私でも、先日書いたように、この方面でホークスという球団が、強い問題意識を持ち、体制として意識的に取り組んでいるのを感じる。これは、他のチームではそもそも規模の点で、とても真似できることではないだろう。個人的にすぐれた見識や指導性を持つ監督でも、個人の力では限界がありすぎる。

学校教育や民主教育や平和教育の面でさえ、同様の問題はずっとあったと私は思っている。自由や人権を教えながら、校則や体罰は疑問や否定をないがしろにしがちだったことだけでも。広陵高校の問題は、そういう点でもいろんな方面に関わって行く話だろう。まあさ、冗談と思われてもいいが、くり返すけど、そういうことが手っ取り早くわかる点でも、「ソフトバンクホークス4軍制プロジェクトの正体」を、ぜひ読んでほしいものである。

後手後手

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カツジ猫