ついかっとなるのは首相だけじゃない。

◇今朝の毎日新聞８面の「記者の目」に沖ノ島のことが書かれていて、怒髪天を衝いて思わず、以下のような文章をメールで投稿してしまった。
こんなことをしているから、仕事が進まないんだよな。

「沖ノ島の世界遺産登録については、地元の市民の要求に対して資料がほとんど公開されないままに進められ、費用が今後どのくらいかかるかも市民はまったく知らないなど、地方自治の点でも見過ごせない問題が多くあります。
それはさておいても、最大の問題点と私の目には映る「女人禁制」について、貴紙の記事がこれほどに完璧に近く触れないことに、怒りを通り越して寒気を覚えました。こだわりも疑問も問題点も、意識して避けている気配さえ見えない、このよそごとのような痛みのなさは何なのかと思います。
どんなに立派な記事や社説を拝見しても、今後、貴紙の人権感覚はこの程度のものなのだということは、頭からはなれそうにありません。日本の社会自体が、そういうものだということを思い知らせて下さる意図もあるのでしょうか。そういう意味では実に強烈な印象を残すものでした。」


◇ゆうべは夜中にものすごい稲光や雷で、一時停電までしました。しかし臆病なはずのカツジ猫は、耳をぴくぴくさせただけで、ぐっすり寝こけておりました。
私の方はびびって、起き出して、パソコンや電話の電源を全部切ったりしたのですが、今朝つないだら、すべて無事に復活してめでたしめでたしです。

◇去年いろんな勉強会で作った資料を、そのままにしていたので、「近世紀行文紹介」と「江戸時代文学史」の書棚にそれぞれアップしておきました。ちょっと解説もあるのですが、またあとで。