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どっちを向いても

マイナンバーカードと保険証廃止をゴリ押ししたいらしいサントリーの製品を買うまいと思って、別のメーカーの麦茶を買ってて、今日ふと気がついたら、それって、「おーい、お茶」のCMで女性をバカにしくさった伊藤園の製品で、これも私が拒絶しているメーカーでした。
 本当に油断もすきもならない。

原発は絶対いやだから風力発電や火力発電を応援してたら、今度は自民党の代議士が風力発電関係で賄賂を受けとってたとか言うんだからなあ。どっち向いても腐りきってる。
 もっとも賄賂をもらって風力発電推進する方が、清廉潔白に原発推進するよりはましじゃないかと、とっさに思ったりする私も末期症状だけどね。まあ、そのくらい原発が私は気に入らない。処理水と言ってる汚染水放出も、山口県の核のゴミ処理場も。

何より岸田首相が、例によって国民にも国会にも無断でホイホイアメリカに出かけて、戦争体制の地固めに暴走してるのが、ほんとに世界に恥ずかしい。やってる内容ももちろんだが、その手続きというか手順というかが、もはや民主主義国家というか、国家の体をなしていない。そりゃ、こんな国からえらそうなこと言われても、プーチンロシアも中国も北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)も、痛くもかゆくもないだろう。てめえの頭のハエ追ってから出直せとしか思わないに決まってる。

などと怒りながら、山ほどたまった洗濯物を片づけ、ベッドで文庫本『緋文字』を読んでる。訳がいいのか、すいすい読める。そして昔の日記と同様、子どものころに読んだのに、もう何ひとつ覚えてなくて、初読のように新鮮だ。私がおぼろに記憶していた悩める青年は、若い牧師さまだったらしい。それにしても魔女裁判とかやらかしたピューリタン社会のモラルに厳格なあり方を見ていると、今の日本の政治状況と、どっちが病的で救いがないのかと妙な比較をしてしまうのが、これまた何だか悩ましい。何しろ不倫を隠してるだけで、心を病んで死にそうになる人がいるんですからねえ。

朝の水まきのついでに、奥庭からえっちらおっちら、何も植わってない花の鉢を六つほど、横庭に移動させました。水まきや草取りのじゃまになるし、こっちにおいた方が安い花とか植えるのによさそう。猛暑はあいかわらずですが、朝夕の水まきの時にふと吹いてくる風はさすがに涼しいです。

戦争を反省し、反対し、平和を希求するべきこの八月に、のたのた戦争準備と日本破壊にいそしむ首相を放置しておくのも業腹だから、何か私にも出来る報復手段を考えています。もちろん、テロとかじゃなく、ささやかに、おだやかに(笑)。

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カツジ猫