はー、いろいろと一段落。
◇この数日、糸のように細かった三日月が、少しだけ太ってきました。今日は私の仕事納め。その後行った美容院で眠りこけてしまい、美容師さんから「相当寝不足ですね。いつもと寝方がちがう」と心配されました。寝ている間に髪がきれいになっていたのはありがたいけど、実はもう少し先を刈りこんでもらった方が、扱いやすいんですがとお願いしようと思っていたのが、言い損ねました(笑)。パーマがきれいに残っているので、美容師さんがもったいながって、毛先をカットしないので、髪の量が増えて始末に困るのよ。まあいいけど。
◇仕事納めと言っても、自分個人の研究の方の仕事はまだこれからで、正月も返上でがんばらないと、えらいことになりそうです。とにかく今夜はゆっくり寝て、明日どうするか考えよう。しかし、クリスマスケーキはまだ残っているし、借りてきたDVDは見たいし、今夜もひょっとして夜更かしかな。
◇数日前の毎日新聞で松尾貴史(この字でよかったっけ)が、選挙結果について「自民の大勝という報道はおかしいのじゃないか、勝利したというなら、共産党と民主党と公明党だろう(そりゃそうだ、議席を増やしたのはそこだけですからね)」と、しごくまっとうなことを書いていたので、まあそういう普通の感覚の人もいるのねと思っていたのですが、今日会った人から「選挙は自民党の大勝で何にも変わりませんでしたねえ」と言われて、ずっこけました。この方社会科学の研究者ですけど、そんな方がそこまで素直にマスメディアの報道にのっかるかねえ。
何度でも書きますが、自民党の議席は減ってるんですよ。改憲に慎重な公明党が増えて確保した与党多数ですよ。維新も減って次世代の党は消えて、共産党が倍以上増え、民主も増え、社民も前と同じ、そして沖縄では自民は全滅、生活の党や共産党が連合して勝利したんですよ。「しんぶん赤旗」によると、「この団結は崩さない」と沖縄の四人は誓いあってるとか。
聞かせて、これのどこが自民と安倍首相の勝利なの。それともよっぽど、自民が惨敗することを期待してたのかしらん。
危険な状況は変わらないけど、最悪の事態じゃない。何より、じゃだからあなたはどうしたいんだ、今後どうする気でいるんだと聞いてみたかったけど、年寄りがあんまり若者みたいなこと言うのもと思ってやめました(笑)。
◇ところで「しんぶん赤旗」の記事では、衆院と参院の共産党の議員控室に首相があいさつに訪れて、まあ恒例のあいさつの訪問なんだろうが、「自共対決でやりましょう」とか言いあったそうな。他の党、たとえば民主党にはどう言ったのか、ちょっと聞きたい(笑)。
どの新聞か週刊誌かが、自民党はあまりに一人勝ちで国民に反感持たれるのを心配して、ちゃんとした論戦の相手を求めていて、それが共産党なんだという、ほんとかいというようなことを書いていたけど、そう言えばその昔、共産党のまだ若かった不破哲三が国会で、安倍首相の叔父さんにあたる佐藤栄作を、理詰め、資料攻めでとっちめてた頃、何だか佐藤首相はけっこう不破さんを好きそうな感じがあったもんなあ。どうしてなのか知らんけど、好敵手とか思うのかもしれない。
そういう関係は、ひとつまちがうと危ないが、うまく作用すれば、きちんと両者が刺激しあって論争が正しく深まるという、まさに二大政党論は本当はそういうことをめざすんだろうがよという状況も生む可能性がある。報道機関も芸能ニュースみたいな政治の扱い方はやめて、もっと中身を紹介し、国民もそれを見聞きして考えが深まる。そういう風になるといい、というか、そうなってもらわなくては困る。
◇ついでにアメリカとキューバが話し合いに入ったというニュースも、いろんな意味で感無量だ。
歴史はたしかに動いている。どっちに向かうかはまだわからないが、決して悪い方にばかりではない。また、そうさせてはならないのだ。
しかし何はさておき、その前に、自分がほろびないように生活を立て直さねば。さしあたり、窓のクリスマス飾りを明日には外さないと。あー、実家のもふくめて、しめなわいくつ買おうかなあ。