ぴしゃん

三毛猫シナモンが亡くなったので、この数日、またカツジ猫といっしょに寝てやっています。
やつは、うれしくてたまらないらしく、盛大にごろごろ言っていますが、その分浮かれてかみつくことも多くなって、もしかしたらしばらく放っておかれたウラミも混じってるのかもしれません。
 
とにかくそれで、先日もソファで私の手をしつこくかんだので、私は指だけで軽く、ぴしゃんと、おでこをたたいてやりました。
するとカツジは突然びびって、私に背を向けてソファにへばりつき、首だけこちらに向けて耳をぺったり伏せ、世にもいじけた哀れっぽいまなざしで、じとーっと私を見つめました。「あ、ぶったあ！」みたいな顔で。
 
あまりの過剰反応にあきれて、抱き寄せて、「このくらいでびびるなよ」と、また指で、もっと軽くなでるように何度かたたいたら、ようやく普通の顔になりましたが、その後しばらくして、またかもうとした時、「だめよ」とわずかに手をあげたら、またいきなり耳をぴたんと伏せてちぢこまりました。
こんな顔をしたのは、もう一二年前に一二度で、最近は安心しきって、つけあがって、のびのびだらけていたのですが、やっぱりしばらくお留守番や独り寝が多かったから、不安定になってるのでしょうか。こいつの中には、不安のマグマがあって、どうかしたはずみに、それが地表に出るんでしょう。
 
…などと、のんきな話をしてる時ではない。月末までに最低でも校正をひとつあげて、原稿をひとつ書かないと。なのに、わー、忘れていたけど、明日は地域の運動会やんね。有能でやる気の区長さんが（いや正直、どっかの首相や学長さんより、よっぽどそういう地位にふさわしいんじゃなかろか）、諸般の理由から運動会を１０月から４月に変更したのです。お天気も何とかもちそうで、めでたいんですが、私の仕事の予定的には、あんまりめでたくありません。
 
宗像市の今月の広報が来ました。議会の報告が載っていて、共産党の末吉議員が沖ノ島について聞いた質問の回答で、世界遺産登録のために２８年度までには４億数千万使う予定というのがしっかり書いてありました。こういう情報もこれまでは伝わらなかったのでよかったです。選挙の投票率は低くても、この公報は皆けっこう読むみたいなので。
 
まあそんなこんなでいろいろと。また書きます。って、こればっかりやな。