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ほんっとに雪やん

体調はわりと元に戻って来たが、戻りすぎてゆうべはいつまでも眠くならず、結局ほぼ徹夜してしまった。今朝もわりと早く目がさめて、外を見たら、まさかのほんとの、雪が積もっていた。数日前はあんなに暖かだったのに、冗談きつすぎるんじゃないかい。
こんなことかもしれないと思って、真冬のコートやパンツをクリーニングに出す袋に入れたまま車に積んでいたので、引っ張り出して着ようかと思ったけど、それより今年はついに着ないままになりそうだった、昔ニュージーランドに行った時に買った、キウイがスキーしてる模様の赤いセーターを着て、買い物に出かけた。少々の寒さはこれでしのげるはずなのだが、もう風は強いし吹雪状態で、かなり寒かった。明日もこんなんだったら、使わないままになりそうだった灯油でストーブをたこうかな。

え、ちょっと天気予報を見たら、明日は今日より4度も低いのかよ。風さえなきゃまだ何とかなりそうだけどな。家でする仕事もいろいろあるし、出かけなくてもそう困るわけじゃないけれど、このごろはウォーキングしないと何だか身体がなまってしまう。

海外ドラマの「グッドファイト」は第二シーズンが終わりかけてる。ダイアン・ロックハートさんにまた危機が訪れて、見ているこちらも気が抜けないが、多分第三シーズンはまだ店にないんだよな。しかたないから、また別のシリーズを何か探すとするか。
しかし、ダイアンを演じてる女優さんは60代らしいし、別に若作りとかじゃなく、そのままの年齢の女性を演じて、「黄昏流星群」なみに恋も浮気もしてのけるし、実に立派なものである。夫のカートがまた実に理想的にいい男で、これは「セックス・アンド・ザ・シティ」のサマンサの恋人スミスの熟年版といっていい、「んな都合のいい男性がいるかい」と言いたくなるほど外見内面もうすべて、女性に都合よすぎる設定なのだが、かまうもんかい、これまでさんざん、男性にとってのそういう女性が浜辺の砂の数ほども描かれて来たんだもんね。まだまだこんなものでは足りない。

このドラマは、トランプ政権下を描いているから、そのころの様子がよくわかるが、女性たちのMeToo運動の盛り上がりもいろいろわかる。このドラマの吹き替えでは最初「はっしゅたぐ、わたしも」と訳されていたのが、前回ぐらいから「ミートゥー」と訳されはじめて、それも時の流れの速さがわかる。
そして、その運動の行き過ぎか、そうではないかという点で、同じ事務所の仲間同士が、上から下まで喧々諤々議論しまくっているのも、誇張がある描写かそうかは知らないが、とにかくふだんの親友でも同僚でも上司でもかまわず、全員が自説をぶつけあって騒然としつづける日常が描かれるのを目の当たりにすると、これはもう「女が多いと会議が長引く」などという感覚や価値観は、そもそも女性蔑視とかのはるか手前で、米国だか外国だかの人たちにとっては「はあ?」と完璧に理解不能なものなんじゃないかと思ってしまう。意見をぶつけあい、討論や議論がわきおこる会議や職場でないと、それはもう機能不全の死に体だとしか受け止められないんじゃなかろうか。

ついでに言うと、ツイッターの方にはいろんな方の発言を紹介しておいたが、愛知県知事のリコールのインチキ署名は何と佐賀県でバイトを雇って行われていたそうで、どこまで恥ずかしいことになって行くのか見当もつかない。あいちトリエンナーレがどうだの大村知事がどうだのって、そういうことはどうでもいい。そんなことへの不満は、リコールをする理由にはなるが、リコールで不正をする理由にはならないという、あたりまえすぎることが、わからない人がいることが驚きだ。

いつも同じことばかり書いてるような気がするが、私はこの不正には大いに腹が立つが、個人的にむかつくのは、そのお粗末さなのだ。いったいそんな大がかりな不正をバイトを雇ってやったりして、ばれないとでも思っていたのか、その情けないセキュリティ感覚に、つくづくもう、脱力する。犯罪でも不正でも、やるからには、もうちょっと心をこめて手をかけて完全な出来をめざせよ。手抜きで雑で間が抜けた悪事ほど、私をいらだたせるものはない。

あ、小津久足の本を紹介する時間がなくなった。明日まで待って(笑)。
写真は、今日着てるニュージーランドのセーター。赤い帽子とマフラーしたキウイが三羽でスキーをしてて、こけた一羽は赤い帽子が飛んでるんだよね。だけど説明されなくちゃ(されたっても)、絶対これが何の模様だかわからんわ。

そもそもさ、あのキウイ鳥が、たとえ擬人化とは言え、どー考えてもスキーをするガラじゃないでしょうが。いいけども。

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カツジ猫