ぼくと、あたらしい、らぐ(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしは、いつも、てれびをみながら、ごはんをたべる、
まるいてーぶるのまえのいすのあしが、
ゆかにこすれて、きずになっているのに、きがついて、
「これはいかん。ちいさい、らぐをかおう」といって、
このまえ、はいいろに、しろいもようの、
はいっているのを、かってきました。
「やすいけど、いろも、もようも、ばっちりだわ。
この、ちょっと、いろあせたようにみえるのがいい」と、
とても、きにいっていました。
やわらかくて、きもちがいいので、
ぼくはさっそく、そのうえにねました。
「きもちよかろ」と、かいぬしは、ぼくにいいました。
そうしたら、そのよこのいすが、らぐからはみでるので、
「ここにも、ひとつ、ちいさいのがいるな。
まるいのがいいな」と、かいぬしは、かんがえていて、
おととい、ちかくのまちの、おみせで、
ちょうどいいのが、あったらしくて、
また、かってきました。
「めいさいがらって、むかしは、きらいだったけど、
これは、いろも、うすいし、わるくないよね。
なにより、おおきさが、ばっちりだし、やすかったし」と、
かいぬしは、ごきげんでした。
こんどのらぐは、すこし、ぶあつくて、
ものすごく、かいてきなので、
ぼくは、おおよろこびで、さっそく、つめをとぎました。
いとが、ぬけてきたので、かいぬしは、
「やめてくれー」と、さわぎました。
きもちがいいので、ぼくは、きのうも、ずっと、
そのうえで、ころころころがっていました。
「はいはい、かいてきなのは、わかるけど、
つめをとぐんじゃないよ」と、かいぬしは、
ぼくをなでながら、いいました。
きょうはもう、すこし、あきたので、
ぼくが、よりつかなくなったので、
かいぬしは、ほっとしているみたいです。
このしゃしんは、かいぬしが、うえかえるまえの、
こちょうらんの、はちのそばで、
ぼくが、あとあしで、かおを、かいているところです。
このしゃしんでもわかるように、
ぼくの、ひげは、しろと、くろが、まじっています。
ねっこだけ、くろかったりします。
かいぬしは、ぼくのひげが、ぬけておちていると、
ひろって、かべのいたに、せろてーぷで、とめています。
「べつに、なんにするって、あてはないんだけどね」
といっていました。