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目からウロコ。

◇今のところ、胡蝶蘭の葉っぱは元気に生きているようだ。しかし、油断はできない。
ひとつ、目からウロコだったのは、こんな巨大な鉢植えは老人には絶対扱えるものではないと思っていたのだが、ミズゴケを鉢いっぱいにつめてみたら、これって発砲スチロールみないなもので、スカスカなので、大きな鉢でも実に軽い。片手で小脇にはさんで持ち歩ける。というわけで、一人暮らし高齢者で緑が部屋にあるのが好きな皆さん、育てるのがどのくらい難しいかは別にして、胡蝶蘭とか、そういうミズゴケ族はおすすめですよー(笑)。

◇新しいラグが気に入って、狂喜乱舞と言いたいぐらい、その上でころがって、ひっかいて、私を嘆かせていたカツジ猫は、ありがたいことに少し熱がさめたのか、ラグを攻撃するのはやめた。最近、よその猫が大勢庭を行き来するので、そのウォッチングに忙しいようだ。
数年前に何かとち狂って彼用に買った小型の鯉のぼりを、今年もやっと庭先に立てた。組み立て方を忘れていて、四苦八苦、七転八倒して、ようやく柵にしばりつけ、もう来年からは立てないぞ、どっかに寄付してやるとか思っていたが、のびすぎた金木犀の先に鯉がひっかかるのを防ごうと、一念発起してそのへんの木を刈りこみ、ついでに草もむしったら、前庭が一気にすっきりした。ここ数日よく晴れて風も強く、きれいになった前庭の上に鯉のぼりが勢いよく泳いで、上の風車もくるくる回っているのを見ると、やっぱりいいなと、手放すのは思い直した。家にいてもガラス戸のレースのカーテン越しに、鯉のぼりの華やかな色がはためいているのが見えて、実に楽しい。

◇こんなことを毎日していると、そりゃあ楽しいが、自分が本来するべきライフワークみたいなことを、しっかり取り組まないとと、じりじりいらいら、もどかしくって、どうも落ちつかない。
まだまだ先なんか全然見えないとは言え、家の片づけの方針もだいたい固まって、めどもついて来ているのだから、そろそろ本来の仕事に集中しなければと思う。

◇国会ではあいかわらず、森友問題も共謀罪も、政府が信じられないような、ぐだぐだの対応を平然と続けている。いったい、そもそも、担当の、当事者の、法務大臣がきちんと答弁できなくて、どうやらほとんど理解もしていなくて、しかも更迭されないとすると、この内閣が全身末期症状か、法案自体がでたらめか、その両方かと考えるのが「通常」の「一般」の反応で判断だろうと思うのだが、どうだろうか。共謀罪は、「通常の団体に入って通常の生活をしている一般人は対象としないから大丈夫」と政府や首相は言うのだが、そういうあんたらが、どう考えても「通常」でも「一般」でもないことばかり言ったりしたりしてるわけだから、その感覚で考える「通常」や「一般」とはどういうものか、こっちは非常に気になるんだよ。

昨日の毎日新聞に、俳優で国会議員でもあった中村敦夫氏が反原発をテーマにして、2時間近くの一人芝居をする全国行脚をしている記事が大きく取り上げられていた。木枯し紋次郎もよかったし、好きな俳優だったけど、作家の橋本治にしろ、ここに来て、まっとうに普通の言説を明確にする人たちを見ると、静かに心が引き締まる思いがする。

◇5月3日の憲法記念日は、福岡でも県の九条の会が昼から催しをするし、宗像や福津の教職員組合が午前中に(10時から)福津で集会とデモをします。そして福津まで行けない人のために、赤間駅で九条の会が10時から集会をします。私もスピーチをする予定です。このところせっせと作っている、「テロより恐い共謀罪」などのスローガンを貼りつけた手製のうちわも持って行って配りますので、皆さまどうぞご参加下さい。

なお、福岡の催しは、以下の予定です。


憲法施行70年 憲法記念日のつどい
「イラクから見る日本〜暴力の連鎖の中で考える平和憲法」
講師 高遠菜穂子さん(イラク支援ボランティア)

日時 5月3日(水・祝)13:30
会場 なみきスクエア大ホール
   JR(西鉄)千早駅西側出口すぐ
参加 1000円
第1部 平和のためのコンサート(九州交響楽団)
第2部 高遠菜穂子講演「イラクから見る日本〜暴力の連鎖の中で考える平和憲法」
主催 九条の会福岡県連絡会(代表世話人石村善治福岡大学名誉教授)
問い合わせ 村井正昭(はかた共同法律事務所) 092-752-3208

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カツジ猫