ぼくと、あにゃんさん（カツジ猫）

みなさん、おはようございます

ぼくがまだ、いきていたころ、かいぬしのるすのとき、
ぼくとあそびにきてくれた、ひとのひとりが、
「まれーしあ」にいったそうで、かいぬしに、
おみやげをくれました。
　しゃしんをいれる、かべかけと、ねこのえのついた、ばっぐです。
　かいぬしは、よろこんで、
「ふふふ。なんのしゃしんをいれようか」といって、
かべかけを、かべにかけ、ばっぐは、べっどのよこのいすに、
はんがーで、とりつけました。

いきているときには、みえなかったけど、
このいえには、ぼくよりまえにしんだ、
「きゃらめる」さんと、「あにゃん」さんがいて、
いまも、かいぬしにはみえないようだけど、
さんびきとも、このいえで、いっしょにくらしています。

きゃらめるさんは、みためは、じょうひんで、やさしいけど、
おやぶんはだで、けんかもつよいです。
　あにゃんさんは、おとなしくて、きだてがいいです。

かいぬしは、ぼくと、きゃらめるさんのしゃしんは、
いえじゅうにかざっているけど、
あにゃんさんのしゃしんは、うえのいえのおもやにあって、
このいえには、ありません。
　うえのいえはおおきいので、しょだいねこの、おゆきさんや、
みけねこのしなもんさんや、そのほかの、しんだねこたちが、
いっしょにくらしているようです。

でも、このいえをたてたとき、かいぬしが、
そのころ、しんだ、あにゃんさんとおなじ、
くろねこのえの、はんかちを、がくにいれて、
といれにかざったので、あにゃんさんは、
いごこちがいいのか、だいたい、いつも、このいえにいます。
　ほとんど、といれにいるので、「さむくないの」ときいたら、
「かいぬしは、といれのどあを、あけているし、
えあこんが、ちょうどまえだから、あたたかいんだよ」と、
いっていました。

あにゃんさんは、えんりょしていたのか、
ほんとうに、といれがすきだったのか、しらないけど、
かいぬしが、べっどのまくらもとに、
くろねこのばっぐをかけてからは、
わりとよく、そこのいすにねています。
　「あのえの、ねこは、おまえににてるな」と、
きゃらめるさんが、いったからかな。

そこはろうかで、かいぬしは、いまは、つくえをおいているけど、
むかしは、かぐもすくなくて、
なにもないろうかに、かごがおいてあったりして、
ぼくもそのなかで、よくひるねをしていました。
　あたたかくて、あかるくて、きもちのいいばしょなので、
ぼくや、きゃらめるさんも、ときどき、となりのいすで、ねています。