ぼくと、かいぬしと、べっど(カツジ猫)
みなさま、こんばんわ。
ぼくは、いつも、そこでねています。
よるは、かいぬしの、あしもとで、ねます。
ときどき、かおのところにいって、ふとんにはいると、
かいぬしは、「おー、ひさしぶりー」といって、よろこびます。
あたらしいべっどは、あさひがさすのがよくみえます。
かいぬしは、まいあさ、てをのばして、かーてんをあけて、
あさのひかりを、ぼくにみせて、「いーねー」といいます。
でも、ぼくは、がらすどのそとに、そとねこのしまおが、
いるかどうか、きになるので、すぐ、ろうかにいきます。
「ふうりゅうの、わからんやっちゃなー」と、かいぬしは、
まくらにひっくりかえって、なげいています。
ぼくが、おちついてきたので、かいぬしはあんしんしたのか、
このごろ、あまり、おさしみをくれません。
「おまえも、すこし、ねこらしく、おなり」といって、
まいあさ、かんづめを、あけてくれます。
ぼくは、すこしたべては、のこすので、
かいぬしは、そとねこのしまおに、のこりをやります。
ぼくは、しまおが、つけあがるんじゃないかと、きになります。
ぼくの、からだのけは、いま、すごく、ぬけかわっているので、
ぶらしをかけると、いっぱい、けがとれます。
かいぬしは、ぼくにかみつかれながら、
「あー、おもしろくて、やめられない」といって、
いつまでも、ぶらしをかけています。