ぼくと、くっしょん（カツジ猫）

べっどにおいたら、いろあせぶりが、まわりに、よくまっちして、
「おー、これはさいこうだ。なかなか、このいろあいは、だせない」と、
かいぬしは、まんぞくして、ずっとつかっています。


きのうも、ぼくがこうして、ねていたら、かいぬしは、
かたてに、ぶらしをもって、ぼくのそばに、やってきて、
「いつやるのー、いまでしょー」とかいいながら、
ぼくの、せなかの、けを、すきました。


ずっと、ぶらしをかけてもらってなかったから、けっこう、きもちがよくて、
ぼくは、おこらないで、せなかも、おなかも、すいてもらいました。
いっぱい、けがとれたけど、だんだん、めがさめて、
かいぬしに、かみつきはじめたら、かいぬしは、
「きょうは、ここまでにしておくか」といって、やめました。


そして、とったけを、まるめながら、つくづく、ぼくをみて、
「あー、やっぱりなんか、すっきりしたなあ。
これなら、きのう、おきゃくさんのくるまえに、
やっぱりすいておくんだったね。
なんだか、もしゃもしゃで、すさんで、みえたもの」
と、ざんねんがっていました。


「ちょうもうしゅの、のらねこは、けが、もつれて、
とても、くろうするらしいから、てれびとかで、ながいけの、のらねこをみると、
きになって、しかたがないんだよなあ」と、いっていました。


かいぬしは、「もっと、しょうもないことや、ふざけたはなしが、いっぱいあるのに、
さいきんは、まじめなことしか、このぶろぐにかけないから、
よっきゅうふまんだわー」と、ぼくをなでながら、こぼしています。


そんなの、きにしないで、なんでもかいたら、いいのにな。
ところで、ぼくのはなしは、しょうもないことのなかに、はいっているのかしら。
ちょっと、きになるな。