ぼくと、こいのぼり
ぼくは、もう、うまれてさんねんぐらいたつので、
こどもじゃないけど、「いちおう、おとこのこだから」と、
かいぬしが、こいのぼりを、にわにたててくれました。
そのしゃしんは、まにあわなかったので、
これは、そのまえに、まどのそとから、とったしゃしんです。
おいてあるのは、かいぬしのともだちが、「ゆふいん」でかってきた、こいのぼりです。
えきのまえの、「はなのきどおり」という、しょうてんがいの、おみせがつくっていて、500えんで、やすいけど、りっぱにできています。
おみせによって、びみょうにかおや、かたちがちがうそうです。
ほんとうは、このあかいこいのうしろに、あおいこいが、もういっぴき、います。
しゃしんが、よこにながすぎて、あおいこいも、ぼくのぜんたいも、はいりませんでした。
「でもこれは、どうみても、おまえが、こいに、ねらわれてるようにみえるね」と、かいぬしは、
しゃしんをみながら、いっています。
「うまそうな、ねこだな」「うむ、あたまからくうか」と、
こいのしたに、せりふをつけたら、ぴったりだといっていました。
この、まどは、ひあたりがよくて、めのまえに、もりと、どうろがみえるので、
ぼくの、おきにいりの、ねばしょのひとつです。