1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ぼくと、じょうとうのいす(カツジ猫)

ぼくと、じょうとうのいす(カツジ猫)

みなさん、こんにちわ

ぼくは、げんきです。
きのう、ものすごい、あめがふりました。
かいぬしは、「そうじきをかけたいけど、
かけたらおまえは、そとににげだすんだろうし、
このあめのなかじゃ、それもかわいそうだし」と、
こまっていました。

そのうちに、「かいたいものを、おもいだした」といって、
あめのなかを、どこかへいってしまいました。
ゆうがた、かえってきて、「つかれた」と、ばてて、
べっどで、ねていましたが、そのうちにおきて、
「さむくなったね」といって、ふゆのねまきや、ふとんを、だしました。
ぼくはさっそく、ふとんかばーと、ふとんのあいだにもぐりこんで、
「だめだめ」と、ふりだされました。

きょうは、うってかわって、かなりあついです。
「もうからだがついていかない」と、かいぬしは、ぼやいています。

あきは、いろいろ、おでかけや、おとまりがおおいらしくて、
かいぬしは、「おまえに、おるすばんのれんしゅうをさせなくてはね。
うえのいえのねこの、『ぐれいす』のぐあいが、いよいよわるくなったら、
うえのいえに、おとまりすることもふえるだろうし。
てはじめに、まず、よなかまで、そとにでて、
かなあみのなかで、わたしをまつのは、やめなさい」といいました。

「おまえが、ああして、よなかすぎても、わたしのくるまを、まっているとおもったら、
こっちが、いろいろ、ぷれっしゃーなの」といっていました。
ぼくの、くんれんをするまえに、じぶんが、そんなぷれっしゃーをかんじないように、
くんれんするほうが、さきだと、おもいました。

このしゃしんは、かいぬしが、さいきん、いなかのいえから、もってきて、
「すわりごこちがいいし、かっこいいし、かるいし」といって、
おおいに、まんぞくしている、むかし、おばさんがもっていた、いすです。
これは、ひじかけがついているけど、ついてないのもあります。
ぼくがすわっているのは、ろうかにおいてあるやつですが、
かいぬしが、ごはんをたべるところにも、ひじかけのがあって、
ぼくは、そのうえにも、よくねます。

かいぬしは、おとといのよるは、
「よーし、そんなら」といって、
ぼくがねているまま、いすをひっぱって、よこにのけて、
ひじかけのない、もうひとつのいすで、ごはんをたべました。
ゆうべは、それもめんどうだったのか、
つくえのよこのいすにすわって、ためいきをつきながら、
ごはんをたべていました。

そんなわけで、ぼくがこのいすにねていると、
なんだか、いろいろ、きんちょうかんけいになります。
このしゃしんで、ぼくのみみが、たっているのも、
そのかんけいかも、しれません。

それから、「ぐれいす」さんは、わりと、ごはんをたべだしたようで、
かいぬしは、「いつまでつづくかしら」といいながら、
よろこんでいます。
ぼくは、ときどき、ぐれいすさんがたべなかった、
おさしみののこりをもらったりして、まんぞくしています。

Twitter Facebook
カツジ猫