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ぼくと、だいくさん(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

きょうは、だいくさんがきて、いえのこうじをしました。
ぼくの、にわのまえで、きをけずっているので、
ぼくは、おもしろいから、ずっとみていました。

だいくさんは、かえるときに、かいぬしに、
「あれは、けっとうしょつきのねこか、なんかですか」ときいていました。
かいぬしが「まさか。ただの、まよいねこです。
もようは、あめしょーだけど、けはながいから、ざっしゅでしょう」というと、
「しってるひとのいえに、これとそっくりの、おおきなねこがいて、
そのこどもがうまれたから、やろうかといわれたけど、
けっとうしょつきで、さんじゅうごまんえんするねこだといわれて、
そんなのはいらないと、ことわったんですが、
かおとか、けいろとか、これとおなじですよ」とだいくさんはいいました。

かいぬしは「ひゃああ」と、おどろいて、
「でも、このねこは、あまりおおきくなりきらないし、こしもよわいし、
いいねこだとしても、どこかけっかんしょうひんだったのじゃないかな」と、
けんそんしながら、うれしそうでした。

ぼくは、じぶんのゆうしゅうさをしょうめいするために、
だいくさんのまえで、かなあみを、うえまで、のぼってみました。
だいくさんは「ずっとうえまでのぼりそうですね」といって、
かんしんして、みていました。
「そんなことしたことないんですけどね。おとこのひとが、すきなんですよ」と、
かいぬしは、いいわけしていました。

だいくさんは、あすも、くるそうです。
ぼくはまた、かなあみにのぼってみせようと、おもいます。

だいくさんは、ねこずきなのか、そとねこの、しまおにも、てをだしたら、
ねこぱんちされたそうです。
「でも、つめは、ひっこめてましたね」と、だいくさんはいって、
「すこし、なれてきているのかもしれないですね」と、かいぬしはいっていました。

しまおは、さいきん、えさをやるとき、かいぬしに、あたまやせなかを、なでさせるそうです。
「ほんとうは、ぎゃくたいするひともいるだろうから、
ならさないほうが、いいって、いうんだけど」と、
かいぬしは、ふくざつなかおをしていました。

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