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ぼくと、ひざし(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

かいぬしは、あさ、ろうかから、ひざしがはいってきて、
へやじゅうが、きらきらするようすを、
いくら、しゃしんにとろうとしても、とれないといって、
このまえから、そうとう、くさっています。

でも、これは、だいぶまえの、しゃしんだけど、
あさ、ねていたぼくのうえに、
ひざしが、よくみえます。
まわりにも、みえるとおもいます。

かいぬしは、「ふーん」と、かんしんして、
「こういうふうに、うつると、いいのになあ」
と、ぼくのしゃしんをみています。

ぼくの、はなの、はげていたのは、すっかりよくなって、
あたらしい、けが、はえそろいました。
かいぬしは、まいばん、ゆびで、さわっては、
「もう、だいじょうぶかな。まるで、きぬみたいだね」
といっています。

ぼくは、さいきん、よるは、かいぬしの、べっどに、いかないで、
ぱそこんのまえの、いすにねたまま、
あさまで、そこで、ねむっています。

かいぬしは、それが、ものたりないらしく、
ときどき、「おいで、ねるよ」といって、
いすから、ぼくをだいて、もっていって、
じぶんのよこの、ふとんに、いれます。

ぼくは、きもちがいいので、そのまま、ぐるぐるいって、
いっしょにねますが、あつくなるので、またでていって、
まくらのうえや、あしもとに、ねます。

かいぬしは、そのころは、もうねているので、
ぼくの、ぬけだしたことに、きがつきません。

あさになって、かいぬしが、おきると、
ぼくは、いっしょに、せんめんじょにいって、
せんめんだいで、みずをのんで、
そのあと、「ちゅーる」をもらって、また、ねます。
もう、おさしみよりも、「ちゅーる」がすきになって、
まいにち、やめられません。

かいぬしは、このまえ、「ちゅーる」を、なんぼんもかってきて、
「さあ、これで、こわいものはない」といいながら、
れいぞうこに、しまっていました。
ぼくも、あんしんです。

きょうは、あさからくらくて、あめがふりそうです。
「みずまきをしないでいいから、たすかるわ」と、
かいぬしは、よろこんでいます。

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カツジ猫