ぼくと、みーる(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
ごぶさたしていますが、ぼくはげんきです。
かいぬしも、ぐちゃぐちゃぼやきながら、げんきにしています。
でも、きょうは、あきたけんの、ちじのひとにかわれていた、
「みーる」というねこが、としをとって、しんだそうで、
「あー、さびしいなあ」と、ためいきをついていました。
「みーる」は、ぼくよりもさんさいぐらい、とししたです。
しべりあのねこで、しゃしんでみると、
けが、ふさふさして、からだもおおきいです。
ろしあのだいとうりょうの「ぷーちん」というひとが、
あきたけんから、「ゆめ」といういぬをもらったおれいに、くれたのだそうです。
あきたの、ちじさんは、ねこがすきで、ひろったりした、ふつうのねこもなんびきか、
いえでかっていて、「みーる」は、いっしょにくらしていたようです。
おとなしくて、のんびりしていて、ほかのねこともなかがよかったらしくて、
「おまえとは、えらいちがいだね」と、かいぬしは、ぼくにいいました。
「ぷーちんは、ろくなやつじゃないが、
あのねこは、かわいかったし、あれをくれたころは、
まだ、ろしあも、いまよりは、まともだったようなきがする。
どっちにしても、ねこにはつみはないし、
しあわせにくらしていたようで、なによりだった。
でも、じゅうにさいで、しんだのよね。
おまえより、わかいやん」と、かいぬしはいって、
ぼくのあたまを、なでました。
「みーる」って、ろしあごで「へいわ」といういみらしいです。
「それがしんじゃったっていうのも、なんだかかなしいねえ」と、
かいぬしは、なげいていました。
これが、「みーる」です。
やっぱり、けだけは、ながいよなあ。
でも、めのおおきさじゃ、まけないぞ。
「なにを、はりあってるんですよ。とししたの、なくなったあいてに」と、
かいぬしに、いわれそうだけど。