1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ぼくと、むぎ(カツジ猫)

ぼくと、むぎ(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

きょうも、てんきよほうは、あまりよくなかったらしいけど、
おひるごろには、ちゃんとひがてって、かいぬしは、
「ふん、くちほどにもない」とばかにしながら、
みずまきや、せんたくに、せいをだしていました。

ぼくが、いつもいる、かなあみのなかのおにわでは、
かいぬしが、まいたむぎのたねが、だいぶ、のびてきました。
「まえにいた、きゃらめるは、むぎがすきで、よくかじっていたから、
わたしは、はなやでかったり、あぜみちにこぼれだねがのびているのを、
とってきたりしてやっていたものだけど。
おまえも、かーねーしょんの、とがったはっぱとか、すきみたいだし、
むぎのはっぱを、かじったりしているのかい」と、かいぬしはききます。

きゃらめるさんは、ぼくのくる、じゅうねんぐらいまえにいた、
だいせんぱいで、たいへんりっぱな、ねこだったみたいです。
「あのころは、じぶんでまくことなんて、かんがえなかったからなあ。
きゃらめるに、きのすむまで、たべさせてやりたかったよ」
と、かいぬしは、ざんねんがって、きゃらめるさんのおはかのそばにも、
すこし、うえているみたいです。

むぎは、いっぱい、のびているから、
ぼくが、しょうしょうかじっても、かじったかどうか
かいぬしには、わからないらしいけど、
おしえてなんか、やらないもんね。

Twitter Facebook
カツジ猫