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ぼくには、ふぁんがいるんだぞ(カツジ猫)

このまえ、かいぬしは、ぼくを、わくちんをうちに、つれていきました。

むかし、おかねによゆうのあるころ、かいぬしは、ぼくをいれるのに、
りっぱないれものをかったけど、それがおもいので、
「やすくて、かるいのに、かいかえたいよ~」とぼやきながら、
ぼくをいれて、くるまにのせて、びょういんにいきました。

せんせいは、ぼくの、たいじゅうがへっているといって、しんぱいして、
「えさをたべますか。なるべく、たべさせてやってください」といっていました。
やりい。

かいぬしは、それから、ぼくがせがむと、「ちゅーる」をすぐにくれて、
どらいふーども、ふるくならないようにきをつけて、こうかんして、
いろいろ、きをつかいながら、
「しかし、よくたべるし、げんきもいいんだけどなあ」と、
くびをかしげています。

そのびょういんで、きいたところでは、かいぬしがるすをするとき、
ぼくに、えさをもってきてくれる、ぼくとなかよしのむすめさんたちが、
ぼくがどうしているのか、きにしてくれているって。

かいぬしは、このごろ、いそがしくて、ぼくをとうじょうさせないけど、
ぼくには、ふぁんが、おおいんだからな。
 ちゃんと、げんじょうほうこくを、してくれないと、こまるんだからな。

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カツジ猫