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ぼくの、うしろあし(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

かいぬしは、かぜをひいているのに、
きのうはでかけて、ぼくは、おるすばんでした。
つまらなかったので、かびんのはなの、はっぱをかじって、あそびました。
かいぬしは、よるに、かえってきて、
ぼくに、おやつをくれて、じぶんは、かってきた、おべんとうをたべて、
なんだか、ごきげんでした。

ぼくは、むかし、まちで、まいごになって、
なんにちか、ゆくえふめいでした。
かいぬしが、みつけたら、おしえてくれるよう、たのんでいた、じんじゃのひとが、
ぼくをつかまえて、ぼくは、ぶじに、もどりました。

でも、かいぬしは、いまでも、ぼくがゆくえふめいだった、ちかくの、
まちや、かわのあたりをとおると、
ぼくが、まよって、あるきまわったり、みずをのんだり、
おなかをすかせていたり、しているのを、おもいだして、
むねが、くるしくなるそうです。
だから、そのへんは、あまり、とおりたくないんだって。
ぼくは、もう、かんぜんに、そんなことはわすれていて、
なにも、おもいださないのに、
かいぬしは、つくづく、そんな、せいかくだと、きのどくです。

かいぬしは、ねんがじょうは、あまりださないけど、
すこしだけ、だすのに、まいとし、えをかきます。
らいねんは、ねずみどしなので、ねずみのえをかこうとしているけど、
「なんどかいても、ねこになる」といって、
あたまをかかえています。
もう、ねこにしておけばいいのに。
そして、くちから、たべかけた、ねずみのしっぽを、
たらしておけばいいんだよ。

このしゃしんは、かいぬしが、ぼくの、うしろあしだけを、
おおきくとった、やつです。
「ほんとうに、みじかいね。
これじゃ、たかいところに、とびあがるのがへたでも、しかたがないか。
でも、うらっかわが、くろくなってて、かわいいね」と、
かいぬしはいって、わらっています。

ぼくの、おしりと、おなかの、けだまは、
かいぬしが、すきをねらって、はさみできったので、
かたまったけが、ひっぱらなくなって、かいてきです。
ゆうべは、さむかったので、ちょっとだけ、ふとんにはいったら、
かいぬしは、よろこびました。
でも、また、あつかったので、いつものいすにもどって、ねました。
「いつのまに、いどうしたのさ」と、かいぬしは、
あさ、ぼくをみて、いっていました。

 

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