ぼくの、おさんぽ(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
きょうは、かいぬしは、いちにちどこかにでかけていたので、
ぼくはまた、おはかのなかからでて、にわをさんぽしました。
このしゃしんは、ぼくがまだいきていた、ずっとまえのころので、
いまは、このへんは、はーぶで、やぶになっています。



むかし、まだ、うえのふるいいえにいたころ、
ときどき、ぼくはそとにでていたけど、
いちど、よそのねこに、おっかけられて、こわくて、うんこをもらして、
おなかを、いちめん、むねまで、うんこだらけにして、
ひっしでいえに、にげかえりました。
かいぬしは、げんかんでまっていて、
「あらまあ」とかいって、ぼくの、りょうわきをもって、ぶらさげて、
そのまま、ふろばにもっていって、
おゆで、うんこをぜんぶながして、きれいにしてくれました。
たしか、しゃんぷーもしてくれたかな。
そうしながら、わらうのをこらえていたみたいで、
ぼくを、たおるでふきながら、「まったくもう」
とかいっていました。
ぼくはまだ、ちいさかったけど、
かいぬしもまだ、わかかったです。
「おまえ、けんかには、ぜったいにかたないんだから、
そとにでちゃ、だめだよ」と、かいぬしはいいました。
せんぱいねこの、きゃらめるさんは、けんかがつよかったそうです。
でも、いっかい、かたほうのめだまを、とびださせて、
ほっぺたにぶらさげて、かえってきたそうで、
「あれは、だれかに、ぼうかなんかで、たたかれたのかもしれないね。
それとも、くるまにはねられたか。
なにしろちょっと、びっくりしたよ。
わたしがあわてちゃまずいと、おもったから、
できるだけ、ふつうのこえと、かおで、
『やれやれ、きゃら』とためいきをつきながら、
びょういんにでんわしたものさ。
つれていったら、おいしゃさんが、めをおしこんで、
くすりをぬってくれて、それからまいにち、くすりをぬっていたら、
はんつきぐらいで、もとどおりになおってしまった。
おいしゃさんも、びっくりしてたよ。
でも、よくみたら、かたほうのめの、どうこうが、
ちょっとだけ、もういっぽうのより、おおきくなってたけど、
ちゃんと、ほそくなったりふとくなったりもするし、
なんのふべんもなかったようだよ」と、
かいぬしは、いっていました。
ぼくが、こうやって、であるけるということは、
ほかの、しんだねこや、いぬも、
そのへんをあるいているかもしれません。
まさか、きょうりゅうは、いないとおもうけどさ。
かいぬしは、にわでしんだのらねこや、こねこを、
あちこちに、うめてやってるはずだし、
きゃらめるさんや、ほかのねこもいるはずだから、
ぼくはようじんしていたんだけど、
ひるもよるも、にわには、いつもぼくひとりでした。
なんとなく、けはいをかんじることはあったけど。
みんな、どこにいるのかな。
もう、さっさと、うまれかわってしまったのかな。
それとも、うんと、とおくにいって、あそんでるのかな。
にわは、ひがんばなが、まんかいになっていました。
くきと、はなだけで、ぼくが、かじるのがすきな、
とがったはっぱがないから、つまらなかったです。
かいぬしは、ぼくが、かんだり、すりついたりするのがすきだった、
かーねーしょんのはなを、いえのなかにいっぱいかざっているので、
それはそろそろ、かじりにいこうとおもいます。
うんこのはなしでおもいだしたけど、
かいぬしのおかあさんは、まだわかいとき、
「こえだめ」におちた、こやぎを、
とっさに、りょううででだきあげたそうです。
「じぶんがよごれるとか、きたないとか、
なにもかんがえなかった。
ただ、はやくたすけてやりたかった」と、いってたそうです。
そういうところは、ちすじなのかな。
「にてないよ」と、かいぬしはいうんだけど。
※かいぬしが、ここにくわしく、かいていました。
もう、じゅうねんいじょう、まえになるんだな。