映画「ハンガー・ゲーム2」感想。
◇「47RONIN」もだけど、うかうかしてたらすぐ上映が終わるので、公開されて間がないうちに、大急ぎで今日行ってきました。
富裕層との格差やら、マスメディアの俗悪さやら、原作もそうなんだけど妙に現代的で、華やかな場面もちっとも楽しそうでもきれいでもなく、重苦しくて暗いのが、なかなかいい雰囲気でした。
ヒロインが本来の恋人と、仕事の上での戦友と、両方きちんとそれなりに愛してて、その人間関係が成立してるのも、考えてみるとすごいことだなあ。
あの大統領一人が悪でバカだから、こういうとんでもない世界ができているっていうのも、なんか非現実的なんだけど、でも最近トップがおかしいと、だーれもそれをとめられず、どんどん狂気がエスカレートするって実例を見てるからなー、あながち非現実とも見えんところが恐いのだよ明智君。
殺し合い競技の中に、おばあさんが選手として一人入っているのは、私のような高齢者観客へのサービスかいな。
でも、ひょっと考えてしまったんだけど、誰だってばーさんなんか殺したくないだろうから、ついつい後回しにしてるうちに、案外ばーさんでも勝ち残るチャンスはあるかもしれんって思っちゃった。
あ、もちろん、あのおばあさんが前に選手で生き残ったのは、ずっと若い時だったんだろうけど。
◇今日はもうちょっと欠けてるけど、ここ数日、月がきれいです。夜に外に出ると、屋根や道や庭が月光を浴びて夢のように見えてます。