ぼくの、つめとぎぽーず(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしは、きょう、げんぱつの、こうえんにいって、
えらいせんせいの、はなしをきいて、
「えねるぎーの、むだづかいをやめないと」とおもったそうで、
えあこんをつけてくれません。
きょうは、あたたかいから、まあいいけど、
ほんとに、えいきょうされやすいんだからな。
かいぬしは、いえのなかでも、
「くびを、ほごしないと」といって、
くびまきをして、せいかつしています。
でも、しごとをして、あつくなると、
くびまきをはずして、そのへんにおきます。
このまえ、それで、どこにおいたかわからなくなって、
ねるまえに、「くびが、くびが。わたしのくびはどこにいった」と、
へんなことをいって、さわいでいました。
けっきょく、みつからなくて、
べつのくびまきを、まいて、ねていました。
このしゃしんは、ちょっと、ぼけているけど、
ぼくが、おにわの、かなあみのなかで、
せのびをして、つめをといでいるところです。
ぼくは、このたなのうえで、かいぬしのかえりをまっているけど、
かえってきたら、かんたんに、あまえるのは、しゃくなので、
わざと、せのびをして、つめをとぎます。
はしらは、ぼくのつめあとで、だいぶ、けずれています。
「そうやって、のびると、けっこう、ながいね」と、
かいぬしは、ぼくをみあげて、かんしんします。
そして、「おまえがしんで、いなくなったら、
その、つめとぎのあとをみて、わたしはなみだにくれようかな」と、
えんぎでもないことをいって、わらっています。
このしゃしんの、ひだりのかべの、したのほうにみえているのは、
だいくさんが、つけてくれた、ぼくのでいりぐちで、
だいくさんは、ぼくせんようのかいだんも、
そのまえに、つくってくれています。
ゆうがたになって、さむくなりました。
えあこんはだめでも、こたつぐらい、いれてくれてもいいのにな。