1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ぼくの、ねがお(カツジ猫)

ぼくの、ねがお(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

きょうは、かいぬしの、うえのいえの、しょこをかたづけるてつだいに、
おとこのひとがひとりと、おんなのひとがふたりきました。
みんなで、ほんをはこんだり、ごみをまとめたりして、
そのあと、おちゃをのんでいたみたいです。

おんなのひとのひとりは、まえにもきたひとで、
ねこがすきらしくて、ぼくにあいたいといったので、
かいぬしは、ぼくのいる、したのいえに、
そのひとをつれてきました。
ぼくが、ちかづいていくと、
「かわいいねえ。おんなのこみたいな、かおだねえ」といって、
なでてくれたけど、かいぬしは、かみつくんじゃないかと
きがきじゃなかったみたいです。

そのあと、みんながかえるときに、かいぬしは、
ぼくをだいて、そとにつれていきました。
おとこのひとは、あまり、ねこにくわしくないらしくて、
ぼくをみて、おおきいのに、びっくりして、
「めたぼじゃないですか」といいました。
そうしたら、ねこのすきなおんなのひとが、
「こしのところがほそくて、やせてるほうですよ」といっていました。
「さすがに、めききだね」と、あとでかいぬしが、かんしんしていました。
ぼくは、おとなしく、みんなになでられて、
かみついたりはしませんでした。

あしたは、おおあめになるそうです。
「あめに、ぬれながらでも、ちゃんと、おにわにでて、
すなばに、といれをするのは、
おまえの、とてもいいところだからね」と、かいぬしはいって、
ぼくの、といれのすなを、きれいにそうじしてくれました。
そろそろ、あたらしいすなを、かってきてもいいんじゃないかと、おもうけど、
きれいにしてくれているから、まあいいか。

ぼくは、ねるときは、いつも、まくらにかおをつっぷして、
「ごめんね」という、ねかたをします。
でも、ゆうべは、かおをよこにむけて、
かいぬしに、ねがおがみえる、ねかたをしました。
「おっ、めずらしいこともあるものだ」と、かいぬしはいって、
ぼくのねがおを、ずっとみていました。

Twitter Facebook
カツジ猫