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身近なところで。

◇ヨーグルトと牛乳が切れていたのを思い出して、昨日スーパーに寄った。何気なくいつも買う牛乳をさがしたがない。他より少し安いし、まあ地元だからといつも買っていたのだが、きれいさっぱりない。どうしたのかと思った次の瞬間、阿蘇の牛乳だったと気がついた。
生産ができないのか、運送ができないのか、どちらにしても、いつもけっこう大量にあったものが消えていたのは、今さらながらまざまざと、震災が間近にあったことを感じた。逆に言うと、こういうことでもないとリアルに感じられないのかとも思った。

◇その帰り、いつも行くお店に寄ったら、お客さんの知り合いのどなたかのお子さんが、熊本の大学に行っていて被災し、でも帰省しないで、そのままボランティアに入られたよし。ところがすぐに消耗して疲れ切ってやめてしまわれたとか。
テレビでは報道しないが、被災者の方の中にはボランティアに怒りをぶつける人も少なくないらしい。優しい若い男性には言いやすいのだろうか、聞くにたえないどなられ方もされて、精神的に参ってしまったそうだ。

レイプなども発生していて、女性は一人で行動しないよう呼びかけられているとも言う。
「外国の人とかも多いでしょう?だから…」とお店の人が口を濁した意味が私はとっさにわからず、金髪美人でもいて、ねらわれやすいのか、それはけしからんいろいろと国辱もんだなどとちらっと考えただけで聞き流してしまった。あとになって考えたら何のことはない、あれは多分例の「朝鮮人が井戸に毒を入れた」みたいな関東大震災の化石みたいなデマと同一の性格のものだろう。私もよっぽどバカである。
「それは確かな情報なの?こういう災害のときには、外国人が悪いことをして回っているというデマがよく流れると言うけれど」と、つっこむ機会を逃してしまった。でも、真偽のほどはともかく、ああやって普通のちゃんとした人の間でささっとゴキブリが走るように噂が拡散されるのかと思うと、何だかもう、暗澹とする。

◇天気予報通り今日は朝から雨だ。ベッドで朝寝を決めこんでいたカツジ猫は、今やっと起きてきて、朝のおやつを食べて、トイレをするのか外に出て行った。洗濯物が山ほどあるので、とりあえず洗って室内干しにした。廊下や風呂場のパイプにぎっしりつり下げながら、この家を建てた初めのころは折り畳みの物干しを、ゆうゆうと廊下や床に広げて置いて干していたなと、あらためて思い出す。あの頃は本当に家具も少なくて、がらんとしていた。掃除もしやすかったよなあ(笑)。

◇それにしても、昔、ものごとがなぜか都合悪く運ぶと言うのを冗談にした「マーフィーの法則」というのがはやって、本にまでなったりしたが、まったくいったいなぜどうして、朝、洗濯機をまわして朝食のしたくをしていると、絶対にコーヒーが熱々に入って、パンもほかほかに焼けて、今から食べると最高という時に必ず洗濯機は洗濯を終えてピーピーピーと鳴るのだろうか。しかもそんな時に限って、すぐに干さなければいけないような上等のセーターとか色落ちしそうなタオルとかが洗濯物の中にあるのだろうか。謎としか言いようがない(笑)。

◇玄海町長が放射能廃棄物処理場を受け入れたがっているとか、被災地の生理用品のこととか、「ダブル露骨」と数日前に書いた北海道補選の直前の状況とか、いろいろ書きたいが、またまた今から用事があって。運がよければまた来ます(笑)。

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カツジ猫