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ぼくの、ねだん(カツジ猫)

みなさん、こんにちわ

かいぬしは、あいかわらず、まいにち、いそがしそうにしています。
ぼくが、いつも、えさをねだっていたら、ゆうべ、とうとう、きれて、
「いいかげんにしなさいよ」と、おこられました。
ぼくは、いそいで、いつもの、ろうかのいすに、にげて、ねました。

きょうは、かいぬしが、べっどで、ねころんで、ほんをよんでいたので、
べっどにとびあがって、そばにいったら、
「わあ、おどろいた。おまえが、べっどに、とびあがったら、
ずしんと、おとがするんだもんなあ。
なにかが、おちてきたかとおもった。おおきくなったね」といって、
むねのうえに、のせてくれたので、
しばらく、そこで、おけしょうをしました。

ぼくのおしりに、「けだま」ができているので、
かいぬしは、はさみで、きりたいらしいけど、
ぼくは、ようじんして、きらせないでいます。
かいぬしも、いそがしいので、わすれているみたいです。

このまえは、おにわの、ぼくのといれに、
「かわすな」をふたふくろ、あたらしくいれてくれました。
でも、そのひ、ぼくが、また、そばのしきいしのうえに、
うんちをしたので、かいぬしは、
「あれ、おまえさ、どういうしんきょうなの。
あたらしい、すながはいったら、もったいなくて、
だいじにとっておくという、かんじなのかな」といっていました。
でも、きょうは、ちゃんと、すなのうえに、しました。
あたらしいすなは、ふかふかで、かいてきです。

ぼくの、ねばしょは、いろいろ、かわるけど、
さいきんは、ずっと、がらすどのむこうの、ろうかのいすです。
「よっぽど、そこが、すきなのかね」と、かいぬしはいっていて、
このまえ、がらすどに、ぼくの、ねだんやなんかをかいて、
「ぺっとしょっぷみたいにしてやるぞ」といって、はりました。

「がらすをたたかないでください。
ざっしゅ きゅうさい おす ごひゃくまんえん
きょせいずみ わくちんせっしゅずみ」
とかいてあります。

「りっぱな、じゅんけつしゅの、こねこでも、
にじゅうはちまんとか、そのくらいなのよ。
おまえ、いちおう、ごひゃくまんえんにしてみたけど、
ひょっとうれたらこまるから、ばいやくずみのふだをはっとこうかな」
といっています。

なんか、ちゅうとはんぱな、ねだんだよね。
どうせなら、いちおくえんとかにしてほしかったな。
いそがしいといいながら、こんなことしてあそぶから、
いつまでも、しごとがかたづかないんだと、おもいます。

したのほうのしゃしんは、ぼくのめがひかっている、しっぱいさくだけど、
ぼくのいるばしょが、よくわかるとおもいます。

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カツジ猫