1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. よう言うた

よう言うた

ぎゃー。もうあまりにすることが多すぎて、今日のか昨日のかも忘れたが、毎日新聞の朝刊に首相の所信表明演説とやらが紹介されていて、「令和にふさわしい新しい国の政治を。その拠り所となるのは憲法。よって憲法論議を」とか何とか言ってるのを見て、もう本当に吐き気がした。この男ほど言葉を汚し、都合よくねじまげておとしめる恥知らずは見たことがない。もうたいがい驚かないと思っていても、いつもその上の醜いやりくちをさらけ出してくれるのが、もはやみごとというしかない。

これまで憲法のどこをどんな風になぜ変えたいか、きちんとした訴えは何一つせず、姑息なごまかしや裏口から泥棒に入るようなことばかりしておいてからに、外交も経済も何ひとつ利用できるものがなくなったから、今度は令和が口実か。本当に利用できるものなら、そのへんに落ちてる犬の糞でも拾って使う男だな。

それにしても令和が汚れる。この案を出した万葉学者の中西進さんが、「平和憲法は絶対に変えてはならない。もし変えようという動きがあれば、自分も老人だが命をかけて反対する」とか明言しているのを知らんのか。何せ、こいつの耳は都合の悪いことは何も聞かず、口と舌は出まかせのその場しのぎしか言えないようになってるらしいからな。もちろん消費税のことなんて、ろくに言及もしていない。頭の中はごみと汚物で塗り固めた改憲論しかないんだろ。

毎日新聞が第三面の政治欄で首相は「改憲に躍起」と書いたのは、感動した。「躍起」なんて、よくぞ書いてくれた。いつも野党にはこういうマイナスな言い方しても、首相や政府には決して否定的な言い方を使わないのに、よくこの二文字を選んでくれた。ありがとう。本当に、このくらいのことに感謝するほど、私の要求水準は低空飛行になってるけど、砂漠で渇いて死にかけてる者は、ひとしずくの水でも感謝したくなるのよ。
よもやこれでまた、バカな首相支持派が文句をつけたりしないといいがな。あ、でももしかしたら、首相と同じ程度の言語能力しかないはずだから、「躍起」なんて読めないかもしれない。

今日こそはさすがに教育大についても何か書こうとか思ってたけど、ひょいとネットをのぞいていたら、「週刊エコノミスト」の読書日記の欄に私の「断捨離狂騒曲」が紹介されているみたいで、あわくって書店に注文し、一つ前の号かどうかでまたごちゃごちゃし、やっと今発売中のらしいとわかって取り置きを頼んだら、もうこんな時間。ぎひゃー。今朝は思いきって車を使わず、歩いていつものスーパーに買物に行ってみたりしてたんだけど、そんなヒマなかったのかもしれない。その話は夕方にでも、またゆっくり。

Twitter Facebook
カツジ猫