ぼくの、はんこうげんば(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
きょうは、ぼくは、またいちにち、おるすばんでした。
かいぬしが、よるおそく、くるまで、かえってきたので、
かなあみのなかで、せのびして、はしらで、つめをといでいたら、
かいぬしは、ぼくをみあげて、
「おっ、かっこいいじゃん」といっていました。
かいぬしが、ぼくに、ぶらしをかけるので、
このまえ、うまく、かいぬしの、てをつかんで、
しっかり、かみついて、ひっかいたら、
ちが、ながれて、とまらなくなって、かいぬしは、
「まったくもう」といいながら、あらって、くすりをつけていました。
きょうになって、かいぬしは、
せんめんじょの、いりぐちに、かけていた、
レースののれんに、あかいちが、ついているのに、きがついて、
「わあ、これ、きのう、わたしのてから、おちたんだわ。
まるで、はんこうげんばじゃないの」といいながら、
たおるで、ちを、ふいていました。
「めだたなくなったけど、やっぱりちゃんと、あらおうかな。
おまえの、あくじの、きねんに、このままにしとくかな」と、
ぼくをみながら、いっています。
さっき、にわから、かえってきて、
かいぬしのそばの、ゆかで、ころがっていたら、
ゆかのうえに、へんな、ものがみえて、
かくとうしていたら、かいぬしが、うえから、
「それ、おまえのかげ」と、いいました。
こんやは、なんだか、ぼくは、やるきなので、
ねるまえに、あちこち、はしりまわりたい、きぶんです。
でも、きょうの、おやつを、まだもらってないなあ。