ぼくの、ひげのいろ(カツジ猫)
みなさん、こんにちわ
このしゃしんは、ぼくが、にわにでて、かいぬしが、「はいっておいで」と、
あけてくれた、どあのしたに、あたまをすりつけている、ところです。
こうすると、きもちがいいです。
このきもちは、にんげんには、わからないだろうと、おもいます。
ぼくの、ひげは、ながいけど、ねっこだけが、くろいです。
「これが、きめてになって、ついせきしゃに、みつけられるかもね」と、
かいぬしは、いいながら、へやのなかにおちた、ぼくのひげを、
せろてーぷで、つくえのよこのかべのいたに、はりつけています。
だいぶ、たまったけど、どうするつもりなのかな。
「とくに、もくてきは、ないのよ」と、かいぬしは、いっています。
かいぬしは、てれびに、つづいて、いつもつかっているおおきなつくえも、
もらってくれるひとが、みつかったようで、ほっとしているようです。
でも、なんにんか、きぼうしゃが、いたらしくて、
「こういうもんなんだよねえ。これだけは、うれのこるかしらと、おもっていたのに、
さきのことは、わからないものねえ」と、いっていました。
かいぬしは、いなかのいえから、ちいさい、ぶつだんを、もってくるみたいです。
そのうえに、ひいおばあさんのしゃしんを、かけるそうです。
「おおむかしの、しゃしんなのに、すごくりっぱに、うつっているのよ。
ものすごく、しっかりしていた、えらいひとなんだって」と、おしえてくれました。
そのぶつだんに、ねこや、いぬの、しゃしんもかざっていいのかどうしようかと、
かいぬしは、なやんでいます。
「どーせわたしは、むしんろんしゃだし、
ごせんぞも、こまかいことはいわないだろうけど」と、
なんか、むちゃくちゃ、むじゅんしたことをいっていました。
ぼくは、ひいおばあさんのしゃしんをみるのが、たのしみです。
かいぬしは、ぼくのことを、なんといって、しょうかいしてくれるのかな。