デスクが山椒魚。
◇まあ、このタイトルじゃ何のことだか、大抵の人にはちっともわからないとは思いますが(笑)。
カツジ猫も書いているように、大きなデスクのもらい手が見つかって、やっと安心したのもつかのま、今日ちょっと気になって測ってみたら、部屋の入口はぎりぎり通るものの、玄関は絶対に出られそうにない。
入れたんですから、入ったんでしょうけどねえ。井伏鱒二の小説の「山椒魚」みたいに、デスクが中で大きくなったんでしょうか。
多分、玄関に網戸をつけたから入口が狭くなっちゃってるんでしょうけどね。
庭の方から出すしかないんだろうけど、今度はこっちは、マキ猫やバギイ猫のための金網の囲いがあって、まあぎりぎりで通りそうではありますが。って言うか通すしかないわけですけど。
あんまり不安なもんですから、運送屋のお兄さんに下見を頼んだら、快く承知してくれました。向こうもその方が助かるのかもしれません。
◇明日の文学講座で「八犬伝」の話をしなければならず、「江戸文学を読もう!」というタイトルの講座でもあることだから名場面を原文で紹介しようと思っているんですが、ああもう馬琴の小説って面白いけど長いんだよなあ、どこの場面も。不忍が池の茶店の龍になっちゃうおばあさんも、庚申山で現八に会う赤岩一角の幽霊も、仇の一族を美少女姿で皆殺しにする犬坂毛野も、皆最高に素敵なんだけど、あっという間に一人で何ページ分もしゃべってしまうんだもんなあ。