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ぼくのかいぬしは、へん(カツジ猫)

みなさま、こんにちわ

かいぬしはさいきん、「いそがしいいそがしい」といって、
まいにちなんだか、あせっています。
「しごとはすすまないし、おかねはないし、
あそんでいるばあいではない」といって、
おきにいりのおみせにもいかず、
すきなえいがもみにいかず、
「あー、へんじかきてえ」とさけびながら、
ともだちのめーるも、むししています。

まいばん、そとからのぞかれるのがいやといって、
ゆうがたになると、すぐにかーてんをしめていたのに、
このまえのよるは、「てめえら、のぞきたいならすきなだけのぞけ」とさけんで、
かーてんをしめないで、あかりをつけたまま、はだかになって、
いえのなかで、おどっていました。
「ほれほれ、これがおおまたびらきだ」といいながら、
ぼくをだいて、べっどのうえで、そとにむかって
りょうあしを、おっぴろげていました。
あんなことしていいのは、ねこだけだとおもいます。

きょうは、とつぜん、
「ひとによろこばれることをするにんげんになるぞ」といって、
あまったおかしを、しょくばにもっていっていました。
そしたら、だれもいなかったらしくて、
かきおきをしておいてきたそうだけど、
なにをかいたのか、しんぱいです。

きょうは、あめがふって、むしあついです。
いえのゆかが、ぼくのけや、すなでよごれてきたので、
かいぬしは、そうじきをかけたいらしいけど、
「まず、おおもとをなんとかしないとなあ」といって、
ぼくに、ぶらしをかけたそうにしています。

さいきんぼくは、おさしみのかわりに、おやつをもらっています。
わりとおいしいので、きにいっています。
「おお、これで、わがやのざいせいが、どれだけたすかることか」と、
かいぬしは、ぼくにかんしゃしています。

あたらしいつめとぎは、まだこないのかな。

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カツジ猫