ぼくは、あめにぬれない(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
あめがおおくて、まいにち、へんなてんきです。
ぼくは、きのうのあさ、むねが、むかむかして、
ちょっと、はきました。
かいぬしは、かたづけながら、
「これ、けの、かたまりじゃないか。
おまえ、ぶらしをかけさせないから、
からだをなめるとき、おくちに、けがはいって、
おなかに、けがたまってるのと、ちがう」としんぱいして、
ぼくの、けを、すこうと、すきをねらっています。
そして、あめが、すこしふっているのに、
ぼくの、といれの、すなばの、そうじをして、
ついでに、くさも、とっていました。
ぼくは、そばで、みていたけど、
あめが、つよくなったので、
いえのなかに、ひなんしました。
かいぬしは、どしゃぶりのなかで、
せなかをびしょぬれにして、くさをとっていて、
「わあ、かつじ、ほらほら、ぬれるから、はやくいえに、おはいり」
といいながら、にわをみまわして、
「どこにいっちゃったの」といっていましたが、ふりむいて、
ぼくが、だいどころの、いりぐちに、
あしをそろえて、すわって、そとをみているのをみて、
「にげあしが、はやいねえ」と、おおわらいしていました。
このしゃしんは、ぼくが、「おやつ」をもらっているところです。
いつも、このつくえのうえで、たべます。
かいぬしは、このつくえを、ちょうりだいがわりに、つかっているので、
ぼくが、おやつをたべているあいだは、
ながしのなかに、まないたをおいて、
やさいをきざんだり、しています。
この、おさらは、かいぬしが、いつもここに、おいているのだけど、
ぼくのしっぽが、こんなふうに、よく、のっかります。
「きって、たべてやろうかな」と、かいぬしは、
ぼくを、みおろして、いっています。
できるもんなら、やってみろよ。