ぼくは、あめもすき(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
かいぬしは、このまえのあさ、ぼくのおはかのそばの、
「さんしょう」のきの、はっぱをとりにきました。
「おみそしるに、いれるのさ」といっていました。
あめがふっていて、かいぬしは、
「みずまきしなくてたすかる。
めぐみのあめだよ」といって、
ぼくたちは、しばらくいっしょに、ならんで、
ぬれながら、あめをみていました。
ぼくの、おはかのうえにおいた、
たいるが、よごれているのをみて、
きれいにふいてくれました。
「おまえがいなくなってから、
つくえのうえに、なんでもおけるようになって、
さいしょは、いいなとおもったけど、
なんだか、ちらかってきて、かなわない」と、
わらっていました。
ぼくが、あるきまわったり、ねたりするばしょを、
かくほしなくちゃならないから、
つくえのうえは、いつも、きれいに、
あけるようにしてたんだって。
そうだったかな。
けっこう、いろいろ、おいてたぞ。
あれいじょうに、ちらかっているんなら、
ひどいことになってんだろうな。
そろそろ、いえのなかに、たんけんにいくか。
「かとりせんこうも、きがねなく、つけられるからいいわあ」
といって、よろこんでいました。
ちょっと、むかつきます。
