ぼくは、いきがい(カツジ猫)
みなさん、こんにちわ
かいぬしは、「この、あつさでは」といって、あさからばてています。
ともだちに、でんわをして、おしゃべりをして、
「まあ、このねこが、しぬまでは、わたしもがんばっていきなければ」
と、いっていました。
ともだちは、しんぱいして、
「あんまり、そういうこといってると、そのねこがしんだら、
あんた、ほっとして、ぽっくりいくかもしれんから、
きをつけんといかんよ」と、いっていました。
ぼくは、かいぬしが、でんわをかけだすと、
ねていても、おきていって、じゅわきに、すりついて、
ときどき、にゃおにゃおなくので、ともだちも、ぼくをしっています。
「しろうとは、それだからこまる。
こいつを、こころゆくまで、かわいがっておかないと、
しんだあとで、あれこれ、こうかいするのが、やなだけさ」と、
かいぬしは、ぼくを、なでながら、いっていました。
そのあとで、「だいたい、ちゅーるだいだの、くすりだいだの、
つめとぎだいだの、おまえにかかるひようがなくなったら、
ろうごは、どれだけ、らくになることか」と、
ぼくに、ぶらしをかけながら、けしからんことをいっていました。
どうせ、ぼくの、めいにちのたびに、はなをかったり、かんづめをそなえたりして、
また、さんざいをするくせにさ。
そういえば、とうとう、ぼくのくびわも、
また、いろちがいのを、かってしまったらしいです。
「そのうちに、とどくとおもうよ。
でも、だれにもないしょね。ぜいたくすぎるとおもわれる」と、
ぼくのみみに、ささやきました。
つくづくもう、こまったやつです。
でも、あたらしいどらいふーどがおいしいので、
ぼくは、いま、ちょっと、きげんがいいです。