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はまると、とまらない

いかんなあ、私は何かにはまるとしつこく、同じ本や文章を何十回でも読んで骨までしゃぶるのだが、まさか「老人と海」なんぞに、今さらはまるとは思わなかった。昨日だっけに買った高見浩氏の訳も、これまたからりと明るく素敵で、文字通り目に楽しい。でも、最初に読んだ小川氏の訳が残ってるのか、少年の「おじいさん」の呼びかけはやっぱり「じいさん」の方がいいのかなあと思ったりしてしまう。
 やだやだやだもう。このままじゃ、全部の訳の文庫を買って、ついでに映画のDVDも買いかねない。どっかでとめないと。

未読の本の山から引っ張り出した『われ清盛にあらず』も、つい読み上げてしまった。これ買ったときには、「あー、誰か源氏の範頼のことも、こうやって主人公にしてくれないかな」とばっかり思って読んでいたから、結局中断してしまってた。ちゃんと読み直すと、夭折した家盛にスポットをあてたりして、いろんな事件の様子が平家一族の家族親族ドラマも重ねて、幻想的な描かれ方もなかなか面白いし、楽しかった。ただ、これ、源平合戦やら当時の歴史やらを、まったく知らないで読んだら、どのくらい面白いのかしら。そこはちょっと気になった。

昨日、庭に出たら、コノハチョウやモンシロチョウや大きなアゲハチョウまで、ひらひら飛び回っていて、おー、雨の中どうしてたんだと目を細めていたのだが、今日は皆またいなくなって、かわりに向かいの林の中で、じいじい、セミが鳴きだしていたような。いよいよ夏の到来かしらん。

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)がまたミサイルを飛ばしたとか何とか、朝のラジオが騒いでいたが、岸田政権の支持率を持ち直させるほどの影響はあったのかしら(笑)。いつもに比べると、わりとすぐに、ニュースラインから消えてしまった気もするから、効果も薄れてきたのかもしれない。

これについては、前にもこのブログで書いたから、あらためてリンクしときます。

このバカ騒ぎはいったい何なの。

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カツジ猫