ぼくは、おもちゃであそぶ（カツジ猫）

みなさん、こんにちわ

さいきん、ぼくが、あまりかおをださないので、
「いきてるのか」と、しんぱいしてるひとも、いるみたいだけど、
ぼくは、なつのあいだに、はげていた、めもとの、けも、きれいになって、
とても、げんきに、くらしています。

かいぬしは、ぼくが、ねていると、かおをのぞきこんで、
「もう、うちにきて、じゅうねんちかくか。
てのひらに、のるみたいな、ふわふわの、こねこだったのに、
すっかり、ないすみどるになったね」といって、
あしや、しっぽを、ひっぱって、あそぶので、うざいです。

このごろ、ぼくは、おさしみをもらったあとで、
ちゅーると、かつぶしを、もらってたべないと、
なんとなく、ものたりなくて、さいそくするので、
かいぬしは、「なにそれ、ふるこーすの、ぐるめねこが」
といいながら、それでも、おさらに、だしてくれます。

このまえは、いつもの、ふわふわの、かつぶしじゃなくて、
ちょっと、かためで、あじもこい、べつの、めいがらだったので、
ぼくは、はんぶんたべて、のこしました。
かいぬしは、「なんちゅうやつ」と、なげいていましたが、
おさらを、そのままにしていたので、
よるまでに、ぼくは、すこしずつたべて、
けっきょく、ぜんぶ、たべました。

かいぬしは、「あーよかった。『ふくや』のめんたいこしかたべない、
『にわかざむらい』という、ころしやの、おにいさんが、
まちがえて、『ふくさや』のを、かってきたひとに、
『たまには、ちがうのも、たべたかったと。
ふくさやも、いいもんねえ。あじが、ぴしゃっと、ついとって』と
おれいをいうのを、おもいだしたよ」と、
わけのわからないことを、いっていました。

このしゃしんは、かいぬしが、めずらしく、
おもちゃで、あそんでくれたので、
ぼくが、はっするしている、ところです。
「こんなときでも、なんとなく、おまえ、かおが、めんどくさそうだね」
と、かいぬしは、わらっていました。
おおきな、おせわだと、おもいます。