ぼくは、おるすばんが、じょうず(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
なんか、ひさしぶりみたいなきがするけど、
ぼくは、ちょうげんきです。
このごろ、おさしみにも、すこし、あいてきて、
あんまり、うれしそうにたべないし、のこしたりするので、
かいぬしは「せっかく、かってきたのに」と、なげいています。
「まあ、そんなら、そのほうが、かんたんでいいけど」といいながら、
このごろは、ちゅーぶのちゅーるを、なめさせてくれます。
あれ、ちゅーるのちゅーぶなのかな。
にんげんのことばは、へんだから、よくわかんない。
かいぬしは、このごろ、よくおでかけをします。
「くるまをよごすのが、こわいけんね」といって、
くるまをいえにおいて、あるいて、でかけたりします。
ぼくは、にわの、かなあみのなかから、
おいていかれた、きいろいくるまをみながら、
ばかみたいだなあと、おもっています。
なんのために、くるまかったんだよ。
かいぬしのかえりが、おそいとき、
ぼくは、くらくなっても、かなあみのなかの、
たなのうえで、そとをみて、まっています。
ぼくは、はいいろだから、くらいと、みえないらしくて、
かいぬしは、そのまま、いえにはいったりするけど、
きづいたら、かなあみのあいだから、ゆびをいれて、
ぼくのあたまをなでてくれます。
かいぬしが、いえにはいったら、
ぼくもいそいで、じぶんのでいりぐちから、なかにはいります。
おいしい、おみやげがないか、すわって、まっていることもあるけど、
とりあえず、かいぬしがもどってきたから、
どらいふーどを、いれている、えさいれに、かおをつっこんで、
だまって、えさをたべはじめることもあります。
かいぬしは、それをみると、へんにかんどうして、
「おまえがそうやって、わたしが、かえってきたら、
おむかえの、すりすりも、あまえも、なきもしないで、
もくもくと、きゅうに、じぶんのえさをたべはじめるのが、
さいこうにすきよ。
これで、もうあんしん、さあ、えさをたべよう、みたいな、
そのようすをみていると、
よのなかのすべてが、うまくいっているような、きがする」
と、いって、ぼくを、みています。
このしゃしんは、ぼくが、かいぬしがかってきた、はなのなかの、
くさみたいなのの、はっぱを、かじっているところです。
ときどき、たべてしまったりします。
「むかし、いた、きゃらめるというねこも、
むぎのはっぱがすきだったなあ。
さんがつに、しんだから、しぬまえに、むぎのはっぱをたべさせたくて、
ちかくの、たんぼのあぜみちに、はえていないか、さがしたっけ。
おなじ、ちょうもうしゅで、このみがにてるのかな」
と、かいぬしはいっています。
このごろ、かいぬしが、いそがしいので、
はっぱがだいぶ、かれてしまいました。
そろそろ、あたらしい、はなと、はっぱを、かってこいよな。