ぼくは、かんけいないもん(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
ぼくは、さいきん、べっどのうえにねているとき、
かいぬしに、まえにしゃがんで、かおをてではさんで、なでられると、
きもちがいいので、ちいさいこえで、「みゅ、みゅ」というようになりました。
「おお、あたらしい、のうりょくを、かいはつしたか」と、
かいぬしは、よろこんで、たいせつそうに、ぼくのこえを、きいています。
かいぬしは、いなかからはこんできた、にもつを、くるまからおろしても、
おくところがないと、たいへんこまって、
「もう、これだけはしたくなかったんだけど」といいながら、
ぼくのいる、したの、あたらしいいえの、げんかんや、
はいってすぐのへやのすみに、
ごちゃごちゃしたものをいれた、おおきなふくろやはこを、
いくつも、つみあげました。
「ああ、せいいきが、こわれてしまった」と、おちこんでいます。
でも、ぼくが、そういうのを、あまりかまわないので、ほっとして、
「なんていいねこだろう」と、めをほそくしています。
「でも、もっとわるいねこで、こういうのを、ひっくりかえしたり、
よごしたりするんだったら、
もっと、ひっしで、あっというまに、かたづけるかもしれないけどねえ」と、
すごく、かってなことを、いっています。
このしゃしんの、ぼくがすわっている、つくえのうえにも、
だんだん、ものがふえてきて、
かいぬしは、ゆうつそうです。
「あーあ、どうしようか、かつじ」といいながら、
ときどき、ぼくをだいて、べっどに、ころがっています。
ぼくにいわれても、しらないから、
せいぜい、がんばってもらうしかないもんね。