署名のお願い。
◇たてつづけですみませんが、福岡教育大学の先生方が、学長選のやり直しを求めて、次のような署名を呼びかけています。(こちらもごらん下さい。)
なかなか増えていないようなのは、大学に直接関係ない人、逆に深く関わっている人、どちらにとっても、あっさりすんなり署名するには勇気がいる内容なのかもしれません。
私でさえも、決意するまで、少し時間がかかりました(笑)。
けれど、署名と同時に書いた以下のコメントのように、この状況は誰にとってもまったく幸福なものではないと思います。そして、もう内部で何とか穏便に解決する時期はすぎてしまったと考えます。
また、大学とは関係ないと思っておられる皆さんに訴えたいのは、今この大学で起こっていること、そこまで来た過程は、日本の政治や地方の行政、さまざまな場所で最近行われていることと、とても似ているということです。構成員の意見を聞き、十分に説明するという手間や危険を避けようとして、賛成する人たちだけでことを進めようとする結果、すべての案件に十分なチェックができず、担当者は臆病に守勢に回るしかなく、正しい方向が打ち出せず、悪意でなくてもどんどん見落としが生じてくる。原発もオリンピックもそれは共通しています。
そのような状況を積極的に推し進めた人、沈黙して黙認した人、いずれにしても、マスメディアや社会全体に責任はあります。もちろん私自身にも。
そういうことからも、この問題に関心を持って、広めていただけたらと願います。
以下は、私が署名に添えたコメントです。
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とにかく少しでも早く今の事態を何とかしなくてはと思います。
学生や教職員はもちろん、学長や執行部、また大学運営の責任をあまりに重く取らされているように見える外部からの識者の方々、誰にとっても今の状況は幸福なものではありません。
20年ほど前から、しきりに言われた「大学は社会のために役に立つべき」「無駄を省いて迅速に方針を決定すべき」「そのために学長の権限を強めるべき」という、一見もっともそうに見えて、本来の教育と研究を根こそぎ否定する政府の方針、それを支援したマスメディア、容認した社会の、これが行きつく先です。その当時大学教員だった一人としてもっと抵抗するべきだったと苦い後悔をかみしめながら、一人でも多くの皆さんが、この現状に目を向けて下さることを祈って、これを書いています。
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◇今から出かけなくてはいけないのですが、寒そうで少しびびっています。昨日久しぶりに買い物に行って、おいしいパンとかむちゃくちゃ買いこんでしまったので、それ食べて、家にこもっていようかな。