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夜目にも白く。

◇月はもうかなり欠けて来ましたが、ユキヤナギは今や満開。みっしりとついた白い花が、アイスキャンデーの棒のようです。夜に帰って来ると、それが暗がりの中でうねって音もなく浮かんでいるのが、わかっていても毎回おお!と、のけぞりそうになってしまう。

キンモクセイも、やわらかな茶色の若芽を伸ばし始めています。これが何とも美しく、ほれぼれ見てしまうのですが、わかっているのよ、うっかり見逃してしっかり若葉になってしまうと、ものすごく茂って、もう手のつけようもなくなるのよねー。いつ刈り込むか、思案のしどころ。

そして、金網の中の庭にあるスノードロップは、これがまた栄えに栄えて、コンポストの回りをおおい、生ごみを捨てるときにふたを開けられないぐらい。もう、キンレンカとルリマツリにひきつづいて、どうしてこの庭はこんなに何もかもわしゃわしゃはびこるんだろう。何か変なオーラでもただよっているのかしら。カツジ猫の生命力では絶対にないもんな、飼い主として断言すると。
だって、私がたった一日、よそに泊って帰って来ただけで、わりと落ちついていたから、ああ、お留守番にもなれたのねと思っていて、今朝気づいたら、しっかりと庭の棚のはしにエサを吐いていた。だいたい私が留守をするとこうなるのだ。きっと胸がつまりそうに不安で、やけ食いをするのだろう。どうしたもんかな。かまわず外泊して、スパルタ式にきたえてやるべきだろうか。

福岡教育大学の学長選をやりなおせという署名は、どうやら200を超えました。少し前に投稿した埼玉大学の先生方のコメントが「自分たちの大学と、まったく同じ図式」と書いておられたのに、泣けました。別に八方美人を気取るわけでもないけど、私は根本的には教育大の学長も執行部も、政府の教育政策の犠牲に思えてなりません。外部からの人たちも含めて、彼らも結局は被害者です。
ということは、政府の方針のもとに改革とやらが進められた全国の大学は、多少の差こそあれ、こういう事態が生まれているはずです。その情報を共有するのも大事なことと痛感します。

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カツジ猫