ぼくは、げんきょう
かいぬしは、おととい、ぼくといるあたらしいいえの、そうじをして、
「きれいになると、きもちがいいねえ」とごきげんでした。
でも、きょうになって、
「いくら、そうじきをかけても、おまえのけが、またちらかるから、
もとをたたなきゃだめなんだよね。
げんきょうに、ぶらしを、かけないことには」といいだして、
ぼくを、じろじろ、みています。
このごろ、ぼくのけは、ふゆげが、ぬけはじめて、
ぶらっしんぐをしてもらうと、ものすごくけがとれます。
「げんこうを、かきあげたら、なんとかしよう」
と、かいぬしは、いっています。
おてつだいにきて、とまっているわかいひとが、
ぼくのしゃしんをとりました。
「よそのひとには、いいかおをするねえ」と
かいぬしは、ふまんそうでした。
そのしゃしんを、おみせします。