ぼくは、さわってもらえない(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
このまえ、にわで、しろくろの、のらねこが、しにかけていたそうです。
いつも、かなあみのむこうに、きていたやつかな。
なんか、ぐあいわるそうだったしな。
かいぬしは、はこに、もうふをいれて、ねせてやって、
ひとばん、ものおきに、とめてやったけど、
よくあさはしんでいたから、にわにうめたそうです。
「ねこえいずかもしれないし、どっちにしても、
なにかのびょうきだろうから、かわいそうだけど、きをつけないと」
と、かいぬしはいって、ねこをなでたりさわったりしたてを、
ていねいにあらって、しょうどくして、ふくもきがえて、
そのひも、つぎのひも、ぼくに、さわりませんでした。
えさは、もらったし、おさしみもわけてもらったけど、
ぜんぜん、なでてくれないし、ぶらしもかけてくれないし、
よるも、べっどで、だいてくれないから、
つまらなかったです。
ぼくは、ひとりで、おけしょうをしました。
きのうから、またさわってくれるようになって、
けさは、しっかり、ぶらしもかけてくれました。
ひさしぶりだから、きもちがよかったです。
「けだまに、なりかけのかたまりもとれたし、
たっせいかんがあるなあ」と、かいぬしは、
とれたけを、すてながら、よろこんでいました。
のらねこは、もうにわに、こないのかな。
かいぬしが、そとで、しごとをしているとき、
ぼくもいっしょに、そばで、あそびたいです。
のらねこの、おはかもみたいし、
くさとりするとき、つれていってくれないかな。
はるは、ぼくも、とおでがしたいです。