ぼくは、しょだいちょうもうしゅ（カツジ猫）

みなさん、おはようございます

かいぬしは、ぼくのむねの「けだま」を、はさみできりとったと、
あさから、かちほこった、かおをしています。
ゆうべ、なんどか、きろうとして、ぼくにかみつかれて、
「あーあ」といいながら、はさみをまくらもとにおいたまま、ねたので、
よろこびも、ひとしおなんだそうです。

「それにしても、あんなに、ほぼまいにち、ぶらしをかけているのに、
どうして、こんなに、あっというまに、けだまができるの。
おまえも、としをとったのかしら」と、かいぬしはいっています。
「ちょうもうしゅのねこは、はじめてかうから、
そのへんのことが、よくわからないのよね。
おまえは、きっともう、わたしが、いきているあいだにかう、さいごのねこだから、
この、たいけんを、いかせないのが、ざんねんだわ」といいながら、
ぼくに、ぶらしをかけています。

ねこがすきで、たくさんかっている、
かいぬしのおともだちも、かいぬしになにかあったら、
ぼくを、ひきとってもいいといっていて、
「わたしは、ちょうもうしゅは、まだかったことがないから」
と、ぼくに、きょうみがあるみたいだそうです。
「とても、いいひとだし、いいかんきょうだけど、
あそこは、ねこがおおいから、おまえは、きっと、いえでしそう。
それか、かいぬしさんを、どくせんして、
ほかのねこを、なやませそう」と、かいぬしは、いいます。

このしゃしんは、このまえ、ものすごく、あついひに、
ぼくが、だいどころのまえのでぐちで、
いしのうえが、すずしかったから、ながくのびて、
ひるねをしているところです。
かなあみごしに、とおくからとったから、
いっぱいとったけど、ちゃんとうつっていたのは、これだけだったって。

「あまりいいしゃしんじゃないけど、
あつさだけは、よくわかるかもね」と、
かいぬしはいっています。

きのうもきょうも、あめばっかりで、すずしくて、
かいぬしは「あーあ」といいながら、
せんたくして、しまった、ぼくのもうふを、
また、だして、いすにしいてくれました。